本文へスキップ

寿徳山 安祥院 岐阜 浄土宗西山禅林寺派

  法爾大佛の寺 寿徳山 安祥院

       
塩谷師東北関東巡礼記
あゆみ観音の現在
陸前高田市、立山観音堂です。平成25年7月に陸前高田市にて奉納法要をしてから、10年過ぎました。あの時は周囲の山からのベルトコンベアが空を走っている景色でしたが、現在では、高台から街の景色も見え、松原の天童女になぞらえたあゆみ観音のように時を重ねていっているようです。大和田家の方々が300年守ってこられた観音堂は、この写真の様子からも大切に丁寧にお祀りされている感がうかがえます。こちらは「岩手三十三観音」「気仙沼三十三観音」の霊場になっています。
日光東照宮と乙宝寺
東照宮は「坂東三十三観音」中禅寺からも近いため以前に参詣したことがあります。徳川家康を奉る華やかさが写真からも伝わります。
乙宝寺は新潟県胎内市の真言宗寺院です。立派な三重塔がある祈祷寺院のようです。
高田専修寺と本庄市真鏡寺
親鸞上人の高田本願寺は三重県津市にありますので岐阜からでもなじみ深いですが、元々は栃木県で親鸞上人関東布教の拠点だった場所です。
本庄市真鏡寺は塩谷氏ゆかりのお寺です。塩谷一族のルーツを考えるうえでこの土地は重要です。
宇都宮清巖寺
宇都宮頼綱は鎌倉時代の人で、昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」の時代の方です。北条義時に謀反の疑いをかけられ、熊谷直実のすすめで出家した頼綱は「宇都宮蓮生」となり証空上人(西山上人)の弟子となりました。静粛を逃れた蓮生は多くの寺を建てています。また、文化面では藤原定家との交流があり、蓮生の為に選んだ歌が「小倉百人一首」と云われています。写真は清巖寺本堂と連生の墓碑です。
塩谷氏ルーツ
宇都宮蓮生の弟に塩谷(しおのや)氏があります。岐阜の塩谷(えんや)氏は安祥院檀信徒のなかでも軒数が多いですが、ルーツはこの辺りにあるのではないかと思われます。児玉党の一族である有道氏の石碑です。今回旅された塩谷師には岐阜の塩谷氏についてご説明頂ける機会があるかもしれません。