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(320)「神への祈り」
熊に襲われようとしている、キリスト教徒の男が必死に神に祈りを捧げた。
「あの野蛮なる熊にキリストの教えを授けてください」
熊は、男に飛びかかり覆(おお)い被(かぶ)さった。そして、熊は両手を合わせてつぶやいた。
「天に召します我らの主よ、今日も食事を与えてくれたことに感謝します」

(319)「ハエのオスとメス」
奥さんが夫を探してキッチンへ歩いていくと、夫はハエたたきを持って忍び足でうろついていた。
「何してるの?あなた」
「ハエを殺してるのさ」
「まあ、どのくらい殺したの?」
「オスを三匹、メスを二匹殺した」
「オスとメスは、どうやったらわかるの?」
「オスの三匹は缶ビールの上にいた。そしてメスの二匹は電話の上にいたのさ」

(318)「確率」
サムは飛行機に乗るのを怖がっていた。彼は墜落ではなく、ハイジャックに遇うのが怖かったのだ。
それを聞いて、友人ボブが言った「何を怖がることがあるのさ。爆弾を持った男が同じ飛行機に乗る確率は一億回に一回くらいなもんだぜ」
サムは「じゃあ、爆弾を持った男が二人同時に乗る確率は?」と聞いた。
ボブは「そんなの一千億回に一回もないさ」と答えた。
それを聞いてから、サムはいつも安心して飛行機に乗るようになった。なんと、いつも必ず鞄に爆弾を入れて。

(317)「無神論者」
イタリアを旅していた観光客が、酔っぱらいにつかまった。
「お前はプロテスタント(新教徒)かカトリック(旧教徒)か」
「おれは無神論者だ」と観光客は答えた。
「だとしたら、プロテスタントの無神論者か、カトリックの無神論者か?」

(316)「飛行機の中で」
ロス行きの飛行機、パイロットが腹痛を訴えた。
乗客にむかって、スチュワーデスが言った「この中で、お仕事が医者の御方はいらっしゃいますか?」一人の乗客が立ち上がった「医者です。私が見てあげましょう」
数分後。スチュワーデスは叫んだ「この中で、お仕事がパイロットの御方はいらっしゃいますか?」

(315)「三者三様」
ある牧師が床屋へ行くと「聖職者の方からは、お代は頂けません」と言われた。
感謝した牧師は、帰るとウイスキーを床屋に贈った。次に、ある神父も同じ床屋へ行き、同じ様に言われた。感謝した神父は、帰ると聖書を添えてワインを床屋のもとへ贈った。次に、あるラビ(ユダヤ教の聖職者)も同じ床屋に行き、同じ様に言われた。感謝したラビは、帰るとすぐに別なラビを床屋のもとへ贈 (送)った。

(314)「天国と地獄」
父親「寝る前には、神様にお祈りをするんだよ。天国に行けるからね」
子供「お父さん、僕はお祈りなんかしたくないよ」
父親「なんて事を言うんだ。お前、お父さんの事が嫌いになったのかい?」
子供「ううん。大好きだよ。だから、行くならお父さんと同じ所にしたいんだ」

(313)「1人の回教徒」
3人の回教徒(イスラム教徒)は回教徒である。
2人の回教徒も回教徒である。
しかし、1人の回教徒は回教徒ではない。誰も見てない時には何をしているかわからないから。

(312)「新入社員の適性」
新入社員の適切な部門を見つける方法は、次の通り。
机1つ、椅子2つだけある部屋に社員を1人で2時間入れる。
(1)時間内に机を分解した者は・・・技術部門へ
(2)灰皿の吸殻を数えた者は・・・財務部門へ
(3)椅子に話しかけていた者は・・・人事部門へ
(4)座る間もなく部屋を出て行こうとしたものは・・・営業部門へ
(5)ずっと居眠りをしていた者は・・・経営部門へ

(311)「神へ祈り」
あるユダヤ人のバスの運転手とラビ(ユダヤ教の聖職者)があの世で裁きを受けていた。ラビは地獄いき、運転手は天国いきになった。
ラビ「何故です?私はあの男を知っているが、飲む打つ買うの堕落した奴で、死ぬときも酔っぱらい運転で崖から墜落して、何人も巻き添えにしたんだ。なのに、あの男は天国で私は地獄 いきなのですか?」
裁きの天使「お前が説教をしているとき、皆退屈で眠りについていた。一人として神の教えを学ばなかったではないか。それに引き替え、あの男のバスに乗った者達は、墜落寸前には全員 が一心不乱に神へ祈りを捧げておったぞ!」

(310)「テレビづけ」
親父「おい、トム。テレビばかり見ているんじゃない。外へ出ていろいろ体験しろ。最近の子供はメディアに影響され過ぎて、おかしくなるんだ」
トム「うるせーな親父。そんなこと、どこで聞いたんだよ?」
親父「テレビでやってたんだ」

(309)「ライオン使い」
サーカスの目玉であるライオン使いが始まった。
ライオン使いの女性は、金髪にまっ白い肌の輝くばかりの美人である。
彼女がムチを打つと獰猛なライオンも子ヒツジのようにおとなしくなって、彼女の可愛い舌の上にのせた角砂糖をなめる。観客はみな感心して眺めていたが、ただ一人、こう叫んだ男がいる。
「あんなこと、オレだってできらあ」
するとサーカス支配人が怒って「じゃあ、旦那。ひとつ試しにやってもらおうじゃないですか」
するとその男は言った。
「よし来た。それじゃぁ、ライオンを檻にしまってくれ。そうしたら、オレがライオンと同じことをやって見せるから」

(308)「多数の父親」
アメリカの軍艦がスウェーデンの港に停泊した。上陸を許された水兵たちのうち信心深い数人が、教会に行くことにした。しかし、誰もスウェーデン語ができない。一人の水兵が言った。
「大丈夫。とにかく、誰かのマネをすればいいのさ。前に座ってるあの男なんか実直そうだ。
あの男のマネをすることにしよう」
水兵たちは、その男のマネすることにした。
彼らは知らなかったが、実はその男は、この日、洗礼を受ける赤ん坊の父親だった。
牧師は言った。
「それでは洗礼を行います。赤ん坊の父親は起立してください」

(307)「使い回し用」 トムが婚約指輪を買いにいった。
「名前を彫(ほ)って欲しいんだ」
店主が尋ねた。
「どのようにお彫りしましょうか?」
「そうだな。「メアリーへ愛を込めて トムより」と彫ってくれ」
すると、店主は慣れた感じで言った。
「悪いことは申しません、「トムより愛を込めて」とだけになさいませ」

(306)「貧乏人」
深夜、貧乏暮らしのトムの家に泥棒が入った。物音に気付いたトムが目を覚ますと、泥棒がピストルを頭に突きつけ言った。
「騒ぐんじゃねぇ。俺がアンタの金を漁(あさ)っている間に、騒いだりしたらドタマぶち抜くぜ!」
トムは驚いて言った。
「何だって、それなら、ボクも一緒に探そう 」

(305)「妻のパンチ」
遊び人のジョンは結婚したというのに、いまだに遊び癖が抜けない。三日ぶりに家に帰ると、妻が凄い癇癪で待ち受けていた。
「待っていた私の気持ちが分かる?もし、私の姿が何日間も見えなかったら、あなたはどうなの?」
「ああ、嬉しいね!」とジョンは調子に乗って、うっかり口を滑らせた。
お陰で、それから数日間、妻の姿が見えなくなってしまった。しばらくしてからジョンの瞼(まぶた)の腫(は)れが引いてきて、妻の姿がおぼろげに見え始めた。

(304)「賭け事」
妻「あなた、また賭け事やってるんじゃないの?」
夫「なに言ってるんだよ、もうキレイさっぱり足を洗ったよ」
妻「今度こそ、本当に本当でしょうね?」
夫「本当だよジェーン、嘘だと思ったら僕が賭事をやめたかどうか賭けるかい?」

(303)「燃費レース」
米のフォードと日本のトヨタが自動車の燃費レースを行った。 結果はトヨタの圧勝であった。
がしかし、レース直後にトヨタが恐縮そうにフォードにレースのやり直しを申し出た。
「フォードさん、大変申し訳けございません。当方はサイドブレーキを引いたまま走行しておりました」

(302)「真の友人」
二人の男の会話。
ジョン「トム、ちょっと100ドル貸してくれないか?」
トム「で、担保は?」
ジョン「なんだって、信頼できる親友の一言だけじゃ足りないって言うのか?」
トム「いや、もちろんそれで充分さ。だから早くそいつを連れてこいよ」

(301)「おとぎ話」
お爺さんが孫に絵本を読み聞かせていると、孫が尋ねた。
「ねえ、おじいちゃん。世界で一番多く読まれているおとぎ話はなぁに?」
するとお爺さんは答えた。
「それはね、「聖書」と「コーラン」だよ」