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(240)「小遣い」
「ママ、少しお金が欲しいんだけど、私のかわりにパパに頼んでよ」
「自分で頼んだらいいでしよう」
「でも、今まではいつも私のかわりに頼んでくれたじやないの」
「ええ、けれど、あんたもじきに結婚するんだから、もうそろそろお小遣いのせびり方の練習を始めなければいけなくてよ」

(239)「キス」
妻「お隣のモール夫人は、とても幸せだわ。ご主人は奥さんに逢うたびにキスなさるの。どうしてあなたは、そうなさらないの?」
夫「だって、僕はまだモール夫人とそれほど仲良くないからね」

(238)「夫婦の会話」
結婚する前は、夫が喋って、妻が聞いた。新婚旅行中は、妻が喋って夫が聞き役になった。
それから、何年かたつと、二人が互いに喋りまくり、隣り近所の人が、それに耳をすますようになった。

(237)「昔から犬」
精神病院にて。
患者「先生、私は自分が犬なのではないかと思っているのですが」
医者「そんな馬鹿な。それで、いつ頃からそのように思うようになったのですか?」
患者「私が子犬の頃からです」

(236)「こころ」
男「ねえ、ぼくはもう、君と結婚してるような気持になってきたよ」
女「だめだめ、そんなことをいう人に限って、本当に結婚した時には、もう離婚したような気持になっちゃうんだからさ・・・」

(235)「夕食」
彼が疲れて会社から帰ってきた。
「タ食の仕度はできているかい?」
「まあ、もうお帰りになったの。まだ、お食事は出来てませんの」
彼は一言もいわずに回れ右をした。
「あら、どこへいらつしやるの?」
「レストランさ」
「それじや、五分待ってね」
「五分でタ食の仕度ができるのか」
「いいえ、五分待っていただけば、ご一緒に行く仕度ができますから」

(234)「あわて者」
「ようトム。だいぶ変わったな。髪は白くなったし、ヒゲも生えてるし、それに太ってしまったな」
「いや、私はトムじゃないです」
「ほう、名前も変わってしまったのか」

(233)「クレオパトラ」
「クレオパトラの鼻がもし、もう少し低かったら、世界の歴史はかわっていたろう」といつたのは、有名なパスカルの言葉だが、フランスのある作家は、こう言った。
「クレオパトラの鼻が、もう少し低かったら、世界の歴史がかわる前に、彼女自身の顔がかわっていただろう」

(232)「アメ玉の数」
小学校の算数の授業で。
先生「リンダ、あなたがアメ玉を5つ持っていて、私が2つちょうだいと言ったら、あなたは幾つアメ玉を持っていますか?」
リンダは答えた「5つです」(誰にもあげないもんね)

(231)「女性の本性」
二人の紳士が話していた。
「女をよく知る方法は、その女と結婚することだよ」
「結婚して、細君を観察するのかね」
「いや、細君がほかの女について言うことをよく聞くのさ」

(230)「窮屈な天国」
日曜学校で、牧師が天国と地獄の説明をしてから、生徒に質問した。
「天国へ行きたい人は手を上げて」
すぐに小さな手が全部あがった。いや、一人だけ、知らん顔をしている生徒がいた。
「君は、天国へ行きたくないのですか?」
すると、その生徒は、まわりをながめて言った。
「いやだよ! 人間が多すぎらあ」

(229)「四号室」
「ほう、先生の病院では四号室が、ちゃんとあるんですね」
「ええ、四は死に通じるといって、昔からいやがられていたんですが・・」
「先生は迷信なんかお信じにならないってわけですね」
「いえね、実は、ぜひ病人をそういう部屋に入れたいっていう家族の方が多いんですよ。あっ、そういえば、お宅の奥さまもそういっておられましたよ」

(228)「新婚」
新婚の二人が一緒にホテルのロビーヘはいると、若い花嫁が言った。
「みんな、じろじろ私達の方をみてるわ。きまり悪いから、新婚夫婦でなく、ずっと前に結婚したように見せる方法はないかしら」
「そんなこと簡単さ」と新郎が答えた。「お前の方が、スーツケースを持てばいいんだよ」

(227)「カンガルー」
オーストラリアで、観光客と土地の案内人の会話。
観光客「あの動物はなんだね」
案内人「牛です」
観光客「牛 ? 何て小さいんだ。あれは?」
案内人「羊です」
観光客「羊? 我が国ではもっと大きいぞ」
そのとき、カンガルーが目についた。
観光客「あの動物は何だね」
案内人「あの動物 ? ああ、ありやバッタですよ!」

(226)「スピードの限度」
スピード違反の車を止めて、白バイの巡査がきいた。
「何か弁解の言葉がありますか」
「ハイ、国道にはいりましたら154と道路わきに書いてありましたので、道路の番号とは知らずに、スピードの限度だと思ったのです」
「それなら今度だけは大目にみましよう。しかし、この先の右の道路は国道820号線ですから、くれぐれも注意して下さいよ」

(225)「最大の苦行」
結婚を翌日にひかえた男が、教会ヘサンゲにきて、心にわだかまるすべての悪を告白した。
そして言った。
「神父さま、罰に苦行をお命じ下さい」
神父は、答えた。
「苦行ですか、それはいりません。あなたはこれから結婚するのですから」

(224)「子沢山」
混んだ汽車の中に、六人の小さな子供を連れた母親がいた。車掌がみかねて注意した。
「こんなに沢山のお子さんを連れて旅行なさるのは大変でしよう。やはり半分は家においてくるようになさらないと、あなたも苦労でしょうし、他のお客さんにも迷惑ですよ」神父 母親はそれを聞いて答えた。
「ええ、実は、あなたのおつしやる通りにして来たんですの」

(223)「医者」
「どんな職業がよいでしょうか?」とある若い男が老教授にたずねた。
すると、老教授は答えた。
「何も知っていなくてもなれるのは医者だよ。全然知っていない薬を、それ以上に、全然知っていない身体に飲ませるのだからな」

(222)「強い意志」
乞食が太った婦人に言った。
「あなた、お助け下さい。私は三日も食べていませんので・・・・」
婦人は、驚いて叫んだ。
「ほんと? あんたの強い意志がこの私にあったらねえ」

(221)「悪友の一人」
判事「悪い仲間のうちで、誰とのつき合いが一番長いのかね?」
被告「神さまがよくご存知で・・・そう、裁判官さま、あなたさまとのおつき合いが一番長く、かれこれ十二年にもなりましようか」