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「忘備録(名言・諺等)」の目次はこちら

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名言・ことわざ・雑文・エトセトラ全集(44)


◎「水五訓」
(1)自ら活動して他を動かすは水なり
(2)障碍に遭いて激し、その勢力を百倍するは水なり
(3)常に己れの進路を求めてやまざるは水なり
(4)自ら潔うして他の汚濁を洗い、しかも清併せ容るるは水なり
(5)洋々として大海を満たし、発しては雲となり、雨と変じ、凍っては玲瓏たる氷雪と化す、しかもその性を失わざるは水なり

◎「上善若水」・・・老子、第8章
上善若水。水善利万物、而不争。処衆人之所悪。故幾於道。居善地、心善淵、与善仁、言善信、正善治、事善能、動善時。夫唯不争、故無尤。(最上の善を例えるなら水だ。万物に利沢を与え育て上げ、水自体は利を争おうとしない。それどころか一般の人が避ける場所、例えば低い土地に居る。目立たず、万物を潤している。これが自然の法則に最も近い。居場所を良い大地にし、澄んだ淵のような静かな心境で、仲間には仁を、語らいは信頼を、善いまつりごとで治め、仕事は良く機能し、時を失するような事は無い。水の偉大さは万物に順じ争わないこと。だから咎められるような事は無い)

◎情熱家より、冷淡な男のほうが簡単に女は夢中になるものだ・・・ツルゲーネフ

◎老驥伏櫪(名馬は老いて厩舎に倒れても)
志在千里(その心は千里を駆けている)
烈士暮年(清廉忠節の士は晩年になっても)
壮心不巳(在りしの日の志を失わない)
盈縮之期(人の寿命というのは)
不但在天(天命任せではなくて)
養怡之福(どのように生きたかによって)
可得永年(いくらでも超越することができるのだ)
・・・曹操(魏の始祖)

◎王様であろうと百姓であろうと、自分の家庭で平和を見出す者が一番幸福な人間である・・・ゲーテ

◎苦しい時もある。夜眠れぬこともあるだろう。どうしても壁がつき破れなくて、俺はダメな人間だと劣等感にさいなまれるかもしれない。私自身、その繰り返しだった・・・本田宗一郎

◎(悪魔の辞典(A・ビアス)より。その13)
(96)「人喰い人種」・・・前豚肉期の単純な味覚を失わず、その頃の天然の食物に固執する旧派に属する美食家。

(97)「大砲」・・・国境線を引き直すのに使われる道具。

(98)「法衣」・・・天国の宮廷にて道化師が身にまとうまだら染めの服。

(99)「首都」・・・悪政の所在地。火と鍋と食事と食卓とナイフとフォークとを無政府主義者に用意してくれるところ。これで彼等は食事のさい、かならず食前の祈りならぬ、食前の罵りをささげる。「極刑」とは、その正義と便宜について、あらゆる暗殺者も含めて、多くの有徳の士が深刻なる不安を抱いている刑罰のこと。

(100)「肉食性の」・・・気の弱い菜食者とその後継ぎ、および相続人を貪(むさぼ)り食わんとする残虐行為に病みつきになっている。

◎君に金が無い理由を教えてやろうか。君に金が無いのは、君がひたすら金だけを愛さないからさ。金というものはね、なにもかもを愛するような浮気者には、その身を任せたりしないものなんだよ・・・フィンリー・ダン

◎動物はまことに気持ちのいい友達である。彼らは質問もしなければ批判もしない・・・ジョージ・エリオット

◎小言を言われた時に腹を立てるな。腹の立った時に小言を言うな・・・新島襄(同志社大学創立者)

◎生は全て次の二つから成り立っている。したいけど、できない。できるけど、したくない・・・ゲーテ

◎人間を知れば知るほど、私は犬が好きになってくる・・・ド・ゴール−

◎友人の失敗には目をつぶれ、だが悪口には目をつぶるな・・・フランスの諺

◎理想を放棄することにより人は老いる。信念を持てば若くなり、疑念を持てば老いる。自信を持てば若くなり、恐怖心を持てば老いる。希望を持てば若くなり、絶望を持てば老いる。老兵は死なず、ただ消え去るのみ・・・ダグラス・マッカーサー

◎我々は泣きながら生まれて、文句を言いながら生きて、失望しながら死ぬ・・・ イギリスの諺

◎君の言うことには反対だ。だが、君がそれを言う権利は死んでも守る・・・ヴォルテール

◎愚者が賢者から学ぶことよりも、賢者が愚者から学ぶことのほうが多い・・・モンテーニュ

◎友の信を見るには、死、急、難の三事を以て知れ候・・・高杉晋作

◎どんな困難な状況にあっても、解決策は必ずある。救いのない運命というものはない。災難に合わせて、どこか一方の扉を開けて、救いの道を残している・・・セルバンテス

◎「月下獨酌」
天若不愛酒 酒星不在天 (天がもし酒を愛さないならば、天に酒星(オリオン座の中央にある3つの星を中国では「酒星」と言う)があるはずがなく)
地若不愛酒 地応無酒泉
(地がもし酒を愛さないならば、地に酒泉(中国の地名。酒が湧くという伝説の泉がある)という地名があるはずもない)
天地既愛酒 愛酒不愧天
(天地も酒が大好きなのだ。私、李白も酒を愛して天下に恥じるところはない)
己聞清比聖 復道濁如賢
(昔から、清酒は聖人に喩えられ、又、濁り酒は賢者と言うではないか)
賢聖既己飲 何必求神仙
(聖人も賢者も酒を飲むのだから、この上、仙人など必要もない)
三杯通天道 一斗合自然
(三杯飲めば天地の妙が理解できて、一斗飲めば宇宙の原理と同一になれる)
但得酒中趣 勿為醒者伝
(ただひたすらに酔うことを楽しむべきである。醒めた人にこの楽しみを言ってなんになろう)
・・・李白

◎人類は戦争に休止符を打たなければならない。そうでなければ、戦争が人類に休止符を打つことになろう・・・ジョン・F・ケネディ

◎悪は必要である。もし悪が存在しなければ、善もまた存在しないことになる。悪こそは善の唯一の存在理由なのだ・・・アナトール・フランス

◎友人の果たすべき役割は、間違っているときにも味方すること。正しいときには誰だって味方になってくれる・・・マーク・トウェイン

◎どんな征服も憎しみを生む・・・釈迦

◎斬り結ぶ 太刀の下こそ地獄なれ 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ ・・・柳生石舟斎

◎女が計算が大好きだ。自分の年齢をニで割り、自分のドレスの値段を倍にし、夫の給料を3倍に言い、一番の女友達の年齢にいつも5足すのである・・・マルセル・アシャール

◎小事には分別せよ。大事には驚くべからず・・・徳川光圀

◎恋は結婚より楽しい。それは小説が歴史より面白いのと同様である・・・カーライス

◎恋とは巨大な矛盾であります。それなくしては生きられず、しかもそれによって傷つく・・・亀井勝一郎

◎先の見通しがどれほど利くか。どれほど他人の気持ちの察しがつくか。何事についてもどれほどバランスを心得ているか。この三つで人間の知恵は一応わかる・・・森信三(哲学者・教育者)

◎人は自分が幸福であるだけでは満足しない。他人が不幸でなければ気がすまないのだ・・・ルナール