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名言・ことわざ・雑文・エトセトラ全集(31)

◎「寒い晩だな」
「寒い晩ですね」
妻のなぐさめとは、まさにかくの如きものなり。
・・・齋藤拷J

◎多言(たげん)なれば、しばしば窮す・・・老子

◎もっとも驚くべき記憶力は、恋する女性の記憶力である・・・モーロア

◎君子は和(わ)して同(どう)ぜず、小人は同じて和せず・・・論語

◎男「君は会うたびに美しくなる」
女「会ったのはついさっきよ」
男「その間に美しくなった」

◎男「いいことがある。僕たちは結婚しよう」
女 「もっといいことがあるわ。結婚しないでおきましょう」
・・・・映画「ジョルスン物語」のせりふ より

◎禍(わざわい)は福のよる所、福は禍いの伏する所なり・・・老子

◎内に省(かえり)みて、疚(やま)しからず・・・論語

◎漢字の「美」というのは「大」と「羊」という字からできている。同じく美しさを表現する「麗」という字には、
「鹿」が組み込まれている。「羊」と「鹿」はいずれも立派な角を持つ動物である。つまり、美とは強大なも
のに宿ると考えられていたのだ。中国人のそうした意識を裏付けるものには事欠かない。世界一の長さ
を誇る万里の長城、世界で一番大きな楽山の大仏、世界で最も広い天安門広場…。巨大なものを好む
のは、今も中国人が普遍的に持っている心理だ。この点、日本人は違っている。彼らが美について考え
るとき、まず重んじるのは「清潔さ」だ。国語学者の大野晋氏によると、平安時代、「うつくし」という言葉
は「無垢、清潔」であることを指していたという。のちに頻繁に使われるようになった「きれい」という言葉
もまた、もともとは「清潔」という意味だったという。つまり、「美しい」というとき、日本人はまず「清潔さ」を
連想するのだ。清潔さのないところに美はなく、清潔さがすなわち美というわけだ・・・林少華(青島海洋
大学外国語学院教授)

◎女「昨夜はどこにいたの?」
男「そんな昔のことは憶(おぼ)えてないね」
女「今夜会ってくれる?」
男「そんな先のことはわからない」
・・・映画「カサブランカ」のせりふより

◎もっとも永く続く愛は、報われぬ愛である・・・モーム

◎足(た)るを知る者は富(と)む・・・老子

◎女は洋服を脱ぐと、恥じらいも脱ぎ捨ててしまう・・・ヘロドトス

◎天下の難事は必ず易(やす)きに起こる・・・老子

◎恨みに報(むく)ゆるに、徳をもってす・・・老子

◎通り抜け無用で通りぬけが知れ・・・川柳

◎朝寝する 人を起こすは 昼と言う・・・川柳

◎知る者は言わず、言う者は知らず・・・老子

◎よくしめて 寝ろと言い言い 盗みに出・・・川柳

◎身に奉ずること薄きを倹約とし、人に奉ずること薄きを吝嗇(りんしょく=ケチ)とす・・・貝原益軒

◎よかったことはおかげさま、悪かったことは身から出た錆・・・仏教本より

◎願わないのに 草は生え 願うのに 花は散る 世の中こんなものです・・・仏教本より

◎何不足 人は裸で 生まれたに・・・小林一茶

◎優(やさ)しいという漢字は「イ(にんべん)」に「憂(うれ)い」と書きますが、本当は「憂(うれ)い」の横に
「イ(にんべん)」だと思うのです。なぜかというと、憂(うれ)いのある人の横に、「にんべん」つまり人が寄
り添うことが「優(やさ)しい」ということだと思うのです・・・仲島正教

◎腹が立ったら、10まで数えよ。うんと腹が立ったら、100まで数えよ・・・仏教本より

◎「憂(うれ)い」という字は「百」と「愛」に見えるよ、憂いのある人には百の愛が必要なんだと思うよ、だか
ら、優しいという字は「人には百の愛がある」と書くんだね・・・在日韓国人の子ども(5年生)

◎人は強くなければ生きていけないが、思いやりがないと生きていく資格がない・・・仏教本より

◎人を用うるの道は、その長所をとりて短所はかまわぬことなり・・・荻生徂徠

◎食は身を養う物なり、身を養う物をもって、かえって身を損なうべからず・・・貝原益軒

◎一怒一老、一笑一少(一回怒ると老け、一回笑うと若くなる)・・・仏教本より

◎カネをつくるには三かく術を覚えなくちゃいけない。義理を欠く、人情を欠く、恥をかく、この三かくだ・・・夏
目漱石(吾輩は猫である) 

◎男は天下を動かし、女はその男を動かす・・・山本五十六

◎この秋は 雨か嵐か しらねども 今日のつとめに 田の草をとる・・・仏教本より

◎一般論で言えば、男は信用できないヤツが多い。カネを渡し、酒を飲ませると、すぐ転ぶ。そこへいくと女は
別だ。一度、この男と決めればテコでも動かない・・・田中角栄

◎いまの小学生に必要なのは「ゆとり」ではなく「がんばり」です。ママたちに必要なのは「がんばり」ではな
く「ゆとり」です・・・新聞記事より