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名言・ことわざ・雑文・エトセトラ全集(27)

◎不幸なときの女は、男より賢い・・・イギリスの諺

◎人間には幸福のほかに、それとまったく同じだけの不幸がつねに必要である・・・ドストエフスキー

◎若いときには天使、年をとると悪魔・・・イタリアの諺 

◎十人の女を一致させるより、百の時計を合わせるほうがやさしい・・・ポーランドの諺

◎人間は、自分が考えるほど不幸でもないし、それほど幸福でもない・・・ラ・ロシュフーコー

◎わたしは乙女で伯爵だった。わたしは婚約して帝王になる。それから結婚して悪魔になるだろう・・・アルバニ
アの諺

◎孤独は山になく、街にある。一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の”間”にある・・・三木清

◎女の「はい」と「いいえ」との間には、針の先も差し込めない・・・ロシアの諺

◎青年は未来があるというだけで幸福である・・・ゴーゴリ

◎人間には幸福よりも不幸のほうが二倍も多い・・・ホロメス

◎女は四十年間、自分の愛をかくすが、憎悪と反感は一日もかくさない・・・アラビアの諺

◎それ自体の不幸なんてない。自ら不幸を思うから不幸になるのだ・・・アルツィバーシェフ

◎ばらまいてもなお富む人があり、正当な支払いを惜しんでもかえって乏しくなる者がある・・・ソロモン

◎女はすべてを獲得する。なぜなら、すべてを支配するものを支配するからだ・・・フランスの諺

◎重く散って 軽く掃かるる 一葉かな・・・厳谷小波(童話作家)

◎青年は老人を阿呆だというが、老人も青年を阿呆だと思っている・・・ジョージ・チャップマン

◎不幸なる人々は、さらに不幸な人々によって慰められる・・・イソップ

 ◎へレン・ケラーが、あるとき、サリバン先生に尋ねた。「先生はなぜ、私といっしょにいてくださるの? なぜ私
の面倒を見てくださるの?」サリバン先生は答えた。「あなたを愛しているからですよ」

◎この地上には、いろいろさまざまな草木が生い茂っている。その草木は、大きさにも大・中・小があり、性質も
すがた形も、千差万別だが、すべての草木に共通していることは、ひたすら雨のうるおいを欲し求めているこ
とである。そして、雨は、どこにでも、どの草木にも、同じように平等に降りそそぐがが、それを受ける草木の
方では、その大きさの大・中・小などの相違によって受け取り方が違ってくる・・・法華経(薬草の譬え)

◎忙しさを充実と履き違えたときから、人間の堕落が始まる・・・仏教本より

◎良いことを、しようと思えばできる。悪いことを、すまいと思えばやめられる。これを、思い上がりという・・・仏
教本より

◎ガンの告知を受けた人が、死の宣告をされたと悩み恐れる。しかし、人は皆、生まれた時に死を宣告されて
いるのだ。・・・仏教本より

◎田があれば 田に悩み、家があれば 家に悩む。
牛馬などの家畜や、金銭・財産・衣食・家財道具、さては使用人にいたるまで、
あればあるにつけて 憂いはつきない。
***
また、田がなければ 田をほしいと悩み、家がなければ 家がほしいと悩む。
牛馬などの家畜や、金銭・財産・衣食・家財道具、さては使用人にいたるまで、
なければ ないにつけて、また それらをほしいと思い悩む。
***
たまたま、ひとつが得られると、他のひとつが欠け、
これがあれば あれがない というありさまで、
つまりは、すべてを取りそろえたいと思う。
そうして、やっと これらのものが みなそろったと思っても、
それは ほんの束の間で、すぐにまた 消え失せてしまう。・・・仏説無量寿経より

◎パンパンに膨らんだ風船も、針をちょんと当てると、パンとわれてしまうけど、中の空気は外の空気に合流
するだけだよ。いのちも同じだよ。大きな大きないのちの中に、人間ひとりひとりのいのちも 外に出ていくだ
け。身体が亡くなっても、形は変わっても、中のいのちは外のいのちと合流するだけ。そして、大きないのち
がまた新しいいのちを創るのだよ。・・・田久保園子

◎人生はすべて、次の二つから成り立っている。したいけれど…できない。できるけど…したくない・・・ゲーテ

◎今までは、人のことだと思うたが、俺が死ぬとは、こいつたまらん・・・太田蜀山人

◎「そのうち」・・・相田みつを
そのうち お金がたまったら
そのうち 家でも建てたら
そのうち 子供から手が放れたら
そのうち 仕事が落ちついたら
そのうち 時間のゆとりができたら
そのうち……
そのうち……
そのうち…… と、
できない理由を
くりかえしているうちに
結局は何もやらなかった
空しい人生の幕がおりて
頭の上に 淋しい墓標が立つ
そのうちそのうち
日が暮れる
いまきたこの道
かえれない

◎「わたしと小鳥とすずと」・・・金子みすず
わたしが両手をひろげても
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地べたをはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

◎空っぽのバケツは いちばん大きな 音をたてる・・・仏教本より