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名言・ことわざ・雑文・エトセトラ全集(26)

◎だれにも 負けることが できる人は 天下無敵だ・・・仏教本より

◎仏も昔は凡夫なり われらも終(おわり)には仏なり いづれも仏性(ぶっしょう)具(ぐ)せる身を 隔(へだ)つ
るのみこそ悲しけれ・・・梁塵秘抄

◎年令が高くなると、若さから解放される。今、その自由感にるんるん・・・岡部伊都子

◎遺産なき、母が唯一の、ものとして 遺(のこ)しゆく死を、子らよ受け取れ・・・岡本かの子

◎「おかげさま」と言いながら、他人の悲しみに気がつかないことが多い・・・仏教本より

◎世の中の 娘が嫁と 花咲いて 嬶(かかあ)としぼんで 婆(ばばあ)と散りゆく・・・一休禅師

◎世の中の人は、金銭のことのみに苦しみ、無ければ無いで苦しみ、有れば有るで、また苦しみ、富める者は、
すべてあるものに執着して、尚(なお)も貪(むさぼ)り、憂(うれ)い苦しみ、貧しい者は、欲しい欲しいの思いに
焼かれている・・・仏教本より

◎ルバング島で小野田少尉が見つかった時、30年も1人で暮らしてきたのに日本語がとても流暢だった。そこ
で、新聞記者がそのわけをたずねると、小野田少尉は「だって歌っていましたもの」と答えた。

◎わずかのことが、われわれを悲しませるので、わずかのことが、われわれを慰める・・・パスカル

◎離婚したければ「私はあなたが嫌いです」と3日間言いつづければいい・・・ある本より

◎独り生まれ 独り死ぬ 独り来て 独り去る・・・釈迦

◎「いただきます」と言って、食べるのが「食事」、言わずに食べるは「エサ」・・・ 仏教本より

◎子生まれて、母危うし、きょうつんで、盗(とう)うかがう 何れの喜びか、憂いに有らざらんや(子供が生まれ
るという幸福には、母親の命が危ないという不幸せが潜んでいる。財産がたまるという幸せの裏には、盗ま
れんだろうか、減らないだろうか、失わないだろうかという不幸も含まれている。どんな幸せの中にも不安や
憂いが伴っている)・・・采根譚

◎画は無声の詩、詩は有声の画・・・ある本より

◎幸せだから、感謝するのではない。感謝できることが、幸せである・・・ 仏教本より

◎私は 明日死にたいとも思わないし、非常に長く生きたいとも思わない。 終わりは、始まりと同じように、偶然
に、無意味に訪れるがいい・・・ゲルツェン

◎天人の五衰・・・天上界の天人が死ぬ前に現わすという五種の死相。
(1)頭の上の花飾りが急に萎み始める(頭上華萎)
(2)天の羽衣も塵や垢で汚れる(衣服垢穢)
(3)脇の下から汗が出るようになる精神的な衰え(腋下汗流)
(4)両眼が凋(しぼ)むなどの肉体的な衰え(身体臭穢)
(5)住み慣れた住まいも楽しくなくなる(不楽本座)
この五衰が見えてくると、天上界も薄情なもので、今まで仕えていた天女も従者も皆遠ざかってしまい、この
天人をまるで草のように棄ててしまう。彼は、林の間で倒れ伏して歎き悲しむ。その苦しみは地獄の苦しみ
の十六倍の苦しみを味わわねばならないという。

◎幸福とは、他人の不幸を見てよろこぶ快感・・・・ビアス「悪魔の辞典」

◎心の楽しみは肉体の楽しみと異なり、楽しめば楽しむほどより一層楽しく力を得る・・・新聞より

◎門松や冥土のたびの一里塚 めでたくもありめでたくもなし・・・一休

◎私は未だかって嫌いな人に会ったことがない・・・淀川長冶

◎受けた恩は石に刻み、与えた恩は水に流せ・・・仏教本より

◎駿河には 過ぎたるものが 二つあり 富士のお山に 原の白隠(白隠禅師)

◎残り10試合で10本のヒットを打つことは難しくないが、残り1試合で1本のヒットを打つことは難しい・・・イ
チロー(野球選手)

◎肉体の楽しみ 頭の楽しみ 心の楽しみ 魂の楽しみ・・・ある本より

◎セミは春秋を知らず、カゲロウは明日を知らず・・・ある本より