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名言・ことわざ・雑文・エトセトラ全集(22)

◎読み書きのできる者は、目を四つ持っている・・・アルバニアの諺

◎かげろう(蜉蝣)・・・長い冬を、幼虫として川底で過ごして、初夏のある朝に、羽化して、弱々しく世に出る。しか
し、その日の暮れる時刻には産卵をすませて、早くも死に至る。長くて生きて2、3日という。

◎繰り返しは、あらゆる教えの母・・・ロシアの諺

◎はじめて本を読むときには、一人の友と知り合いになり、二度目に読むときは旧友と出会う・・・中国の諺

◎悪書より悪い盗人はいない・・・イタリアの諺

◎戦争に訴えたがる人々は、いつの時代にも必ずいて、それも多くは平和を守るためという理由によるものが
多い。それを「平和の逆説」と呼ぶ・・・最上敏樹教授

◎悪い言葉は、鋭い刀(かたな)よりも傷つける・・・ポルトガルの諺

◎「破れ窓ガラス効果」・・・大きな事件に力を注ぐのを改めて、小さな事件を徹底的につぶす。「小さなこと」を
放置しておくと「大きな問題」になる。
(アメリカで行われた自動車での実験)
町はずれに一台の車が止まっていた。きれいに洗車されてピカピカで、内部もきちんとなっていた。止められ
て二日たち三日たち、一週間たっても、車はピカピカのままであった。やがて何事もなくその車は立ち去って
行った。
今度は別の車が同じところに止められた。泥だらけで窓も破れている。内部もだらしなく散らかっている。止め
られて数日たつと、窓ガラスはすっかり破られて内部も荒らされ、「力ーラジオ」までなくなっていた。さらに数日
たつと、タイヤもなくなって、やがてそれは原型もとどめない、ただの残骸に化していた。 

◎魚は針でとらえる。人は言葉でとらえる・・・ドイツの諺

◎「笑い話をさらに、もう一つ」
むかし、むかし、ある村に大変なほら吹きの親子がいた。あまりに大きなほらを吹いていたので、有名になっ
て京の都にまで聞こえてきた。それで、京の大ほら吹きが腕くらべをしようとやってきた。その日はちょうど父
親は留守で、子供が一人で留守番をしていた。京のほら吹きが、その子供に「おどっつぁはどこに行った。」と
言ったら「おどっつぁは、近くの池へメダカ取りに行った。」と答えた。京のほら吹きは、あまりに小さい答えなの
でびっくりして、もっと大きなほらできないかといったので、「今、おら、天と地を団子に丸めて、手のひらにのせ、
飲み込んだところに、あなたがきたのです」といったので、この子供でさえ、こんな大ほら吹くのでは、この父親
はどんなものだかと恐くなって、早々に逃げて帰っていってしまったという。

◎冷たい茶と冷たい飯は、まだ我慢できるが、冷たい言葉と冷たい話とは耐えられない・・・中国の諺

◎「笑い話をもう一つ」
ある村のばか婿(むこ)は、礼儀作法がさっぱりなので、嫁の家に行くときに、お嫁さんから、「実家の方はカ
ニが名物だから、カニを出されたら、カニのふんどしは食べられないのだから、ふんどしを取っておぜんの隅
の方において食べなさい」と、教えた。そして、嫁の家にいったところ、案のじょうおおきなカニがでた。ばか婿
はカニのふんどしを取らないで、自分のふんどしを取って、おぜんの隅の方においてカニを食べたという。
(参考)
カニを裏返してみると三角形の部分があり、これを俗に「カニのふんどし」という。

◎たくさん考え、すこししゃべり、ほんのわずか書け・・・イタリアの諺

◎「笑い話を一つ」
むかし、田舎のおじいさんとおばあさんが江戸見物にでかけた。おじいさんは「おばあさん、江戸は生き馬の
目も抜かれるような騒々しいところだから、私と放れたら、もう二度と田舎には帰れないぞ。棒の先の方に赤
い旗を付けておくから、はなれないように見物しなさい」と言って、江戸見物をして帰ってきた。「おばあさん、江
戸はどうだったい。にぎやかだったでしょう」と田舎のみんなに聞かれたら、おばあさんは「そりゃにぎやかでし
たよ。それより、江戸には棒の先の赤旗以外に何もなかったよ」と答えたという。

◎人が天から心を授かっているのは、人を愛するためである・・・ボワロー

◎愛はきれいな言葉ではなく行動すること・・・福井園長(止揚学園)

◎多く語る者が多く嘘をつく・・・スウェーデンの諺

◎子供を「花」に例えれば、「農夫たる学校」がいくら頑張っても「土(土壌)たる家庭」が貧弱で砂漠かしていたら、
そして「太陽(光)や雨に相当する社会(国)が不規則に乱れていたら、「花」を育成することは出来ない・・・新聞
記事より

◎「同行ニ人」とは、それはいつも弘法大師と一緒ということ。独り旅のお遍路さんの笠に書かれたのが、この弘
法大師がいつも一緒にいて下さるという心もちをあらわした「同行二人」の四字です・・・仏教本より