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名言・ことわざ・雑文・エトセトラ全集(18)

◎(仏教でいうところの四つの行いと四つの悪い心と浪費する六つの口)
(1)四つの行いの垢(あか)を取り去る・・・殺生(せっしょう)・盗み・邪(よこし)まな愛欲・偽り。
(2)四つの悪い心を抑制する・・・貪(むさぼ)り・瞋(いか)り・愚かさ・恐れ。
(3)家や財産を傾ける六つの口を禁じる・・・酒を飲んでふまじめになること・夜ふかしして遊びまわること・音楽や
芝居におぼれること・賭博(とばく)にふけること・悪い友だちに交わること・仕事を怠ること。

◎忠告する者も、金は払ってくれない・・・フランスの諺

◎魚と客は三日たつと、嬉しいものでなくなる・・・インドの諺

◎私は役目柄、野菜屑等の生ゴミを処理しますが、それをポリバケツで堆肥場に運んで、また元に返すとき、どうし
ても手で洗うことが出来なくて、水をかけて流すようなことをしていました。しかしこの間、バケツの身になって想っ
たのは「きれいになりたいよ」と言われているようで、以来、手で綺麗に洗うことに躊躇しなくなりました・・・僧堂の
食事係の雲水さんの話

◎いつも笑っている者は、よく人をだます・・・フランスの諺

◎「病気は直りました。神さまありがとうございます」とか「神さま、病気を直して下さい」はあかん。頼み信心はあか
ん。お礼信心やないとあかん。これ大事のことやぜ。まず病気は直りましたと神さまに心から感謝する。感謝の
信仰や。すれば大転換する。これが病気が治る原理や。「神さま。病気は直りました。ありがとうございます」と心
から真剣に大きい声でいう。一時間いうてごらん。一日いうてごらん。どんな病気でもこれで治るのや。夜も昼も、
飯食うときも、息するときも、糞するときも、ありがとうございましたと真剣にいうてごらん・・・丸田式健康法

◎人の心と海の底は測(はか)りがたい・・・イスラエルの諺

◎君子は道にしたがうことを楽しみ、小人は欲にしたがうことを楽しむ。道をもって欲を制すれば楽しんで乱れず、
欲をもって道を忘れれば乱れて楽しまず。だから小人の楽しみは真の楽しみではない。果ては必ず苦しみとな
る・・・貝原益軒

◎人間の体は、同じ部分に余り多くのストレスを受け入れられるように作られていない。一つの仕事に行き詰まっ
たら何か別の事をしてみると良い・・・ハンス・セリエ

◎一本の手だけでは、結び目はつくれない・・・ロシアの諺

◎他人の魂は、暗い森のように分け入ることができない・・・モンゴルの諺

◎人は着物に応じて歓迎され、知能の応じて解雇される・・・ロシアの諺

◎梅干しと友達は古い程良い・・・日本の諺

◎「桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」・・・日本の諺
(梅の木は古い枝を切っても、切り口から出た新しい枝に花が咲き、実がなるが、桜の木は枝を切ると、切り口
から細菌が入って枯れやすい)

◎卵をわらずに、オムレツはつくれない・・・フランスの諺

◎パンとスープと愛は、最初のものがもっともよい・・・ポルトガルの諺

◎「人生の五計」・・・中国の格言。
「生計」・・・身体的にいかにして健やかに生きるか。
「家計」・・・いかにして暮らしを維持していくか。
「身計」・・・自分の身をどう立てて社会に貢献するか。
「老計」・・・どういう高齢を迎え老後をどう生きるか。
「死計」・・・どんな死に方を選ぶか。

◎我 生を知らず いずくんぞ死を知らんや・・・孔子

◎「敬天愛人」(人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、おのれを尽くして人を咎めず、我が誠の足り
ないことを反省せよ)・・・西郷隆盛

◎一日だけ幸福になろうと思えば、床屋へ行きなさい。
一週間だけ幸福になろうと思えば、結婚しなさい。
一ヵ月だけ幸福になろうと思えば、馬を飼いなさい(今なら、車を買いなさい)。
一年だけ幸福になろうと思えば、家を建てなさい。
一生涯幸福になろうと思えば、こころ正しく生きなさい。

◎この世では食べて、飲んで、陽気にやれ。事情がよくなるなどとは考えるな・・・ドイツの諺

◎物もたぬ たもとや軽し 夕すずみ

◎一人の人間が一年間生きていくには、マスが300匹必要なのだそうだ。その一匹のマスが一年間生きていくに
は、カエルが300匹必要。そのカエル一匹が一年間生きていくには、バッタが300匹いる。こうして見ると、300
匹のマスは、カエルを90,000匹。90,000匹のカエルは、バッタを27,000,000匹必要とする。そして、バ
ッタ27,000,000匹は、一年間に草を1,000トン食べることになる。と言う事は、人間一人が一年間生きる
のに、マスならば300匹、カエルなら90,000匹、バッタならば27,000,000匹の命が必要の勘定となる。合
計、27,090,300匹の命が、人間一人の一年間を支えていることになる。これは一年間の話だから、例えば
60年の歳月だと実に1,625,418,000匹の命が必要になる。16億を超える命の総数の上に、人間の一生
が築かれるとすれば、あだやおろそかな人生を費やすことはできないことである・・・ある仏教の本より

◎昔、中国では、生まれた赤ちゃんに乳を与える前に、まず
(1)酢をなめさせる
(2)次に、塩をなめさせる
(3)その次に、にがい薬をなめさせる
(4)そして、トゲのあるカギカズラをなめさせる
(5)最後に、砂糖をなめさせる
という「五香の儀式」を行なったという。この世に生まれ出た赤ちゃんに、人生は「すっぱく」「からく」「にがく」「痛
い目」に会わなければ、甘いものにはありつけない事を、身を持って体験させたという。

◎家は土地の上に立っているのではなく、女の上に立っている・・・ユーゴスラビアの諺

◎老人の馬鹿ほど馬鹿なものはない・・・イギリスの諺

◎道心の中に衣食あり、衣食の中に道心なし・・・最澄

◎アメリカの独立戦争の時、一人の有能な軍人がいた。彼は、ある居酒屋で知能が余りよくない女性とねんごろに
なり、一人の子どもをつくった。この子どもから、約150年間に480人の子孫が生まれた。正常な人はほんのわ
ずかで、精神薄弱者、アルコール中毒、てんかん、犯罪者、淫売者、私生児等。この地方の州政府が、この一
族のために使った刑務所の費用、更正のための費用などは莫大なものとなった。一方、この有能な軍人は独立
戦争が終わって、故郷に戻り、家柄もよく知能も正常な女性と正式に結婚し、同じく500人ほどの子孫をつくった
。これらの人の中で、他人に迷惑をかける人はほとんどいなかった。むしろ、医者、弁護士、判事、実業家、軍
人等で社会のために尽くした人が多かった・・・アメリカのゴッダードという学者の研究より。