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名言・ことわざ・雑文・エトセトラ全集(19)

◎生きとし生けるものはみな父であり母である・・・空海

◎叱(しか)られた 恩(おん)を忘れず 墓参(はかまい)り・・・川柳

◎仏教では「仏法僧」を三宝という。
(1)仏宝・・・「めざめたもの・さとれるもの」で、釈尊をさすと同時に各宗の信仰対象である「仏」を指す。
(2)法宝・・・「仏の教えを指し、釈尊によって説かれた教え」をさす「教典」のこと。
(3)僧宝・・・「釈尊の説かれた教えを学び、仏道を修業する集まり」をいう。

◎自分ひとりでいるほうが、悪い仲間といるよりまし・・・スペインの諺

◎知者も善者も浮き世を見るに 色と金には皆迷う・・・白隠禅師

◎無財(むざい)の七施(しちせ)とは、お金が無くても物が無くても、誰にでもできるという七つの布施のこと。
(1)眼施(がんせ)・・・優しいまなざし。
(2)和顔悦色施(わげんえつじきせ)・・・にこやかな笑顔。
(3)言辞施(ごんじせ)・・・心のこもった真実なる言葉。
(4)身施(みせ)・・・見返りを求めないお手伝い。
(5)心施(しんせ)・・・思いやりのある心づかい。
(6)床坐施(しょうざせ)・・・席をゆずる(場所を提供する)。
(7)房舎施(ぼうしゃせ)・・・旅人や困っている人に一夜の宿を貸す。

◎変わらぬ友を求める者は墓地へ行け・・・ロシアの諺

◎よきも悪しきも よそより来ぬぞ 迷う我が身の心より・・・白隠禅師

◎「三毒(さんどく)」又は、「貪瞋痴(とんじんち)の三毒」は「貪りの心」「怒りの心」「愚痴の心」の三つのこと。
一番目の「貪りの心」とは、自分の好きなものに執着し、欲のために心が病気になることである。
二番目の「怒りの心」は、自分の嫌いなものに対して反発したり腹を立てたりする心をいう。
三番目の「愚痴の心」は、「道理をわきまえない愚かな心」で、全てのことを自分の思い通りにしたいというわ
がままな心のことである。

◎幾(いく)山河こえさりゆかば寂しさの はてなむ国ぞけふも旅ゆく・・・若山牧水

◎実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す・・・ソロモン王

◎人に対して腹立つときは 早くおのれが愚痴と知れ・・・白隠禅師

◎あるとき山田無文老師に小さな子供が、「人間は何のために生きているのですか」と質問した。これに
対して無文老師は「人間は仏さまになるために生きているんだよ」と答えられた。

◎真の読経の功徳とは、お経を読むことによって自己を尽くしていくことにある。全身全霊を打ち込み自己
を忘れていくところに、読経の本当の功徳がある。お経に、ありがたいお経とか、ありがたくないお経など
という違いはない。問題は読み方にあるのだ・・・大森曹玄

◎「自分の心に従うのではなく、自分の心を従えるのだ」自分の心を従えることは修行の核心であり智慧その
ものである。仏教の歴史は精進の歴史であり、精進とは百万の敵よりも自分自身に打ち勝つことを目的とし
ている。

◎無一物となった者に、苦悩は存在しない・・・ブッダ

◎考えないということは、考えて分かることではない・・・鈴木大拙

◎「ある人の過去を知りたければ現在の姿を見よ、ある人の未来を知りたければやはり現在の姿を見よ」。過去
の生活が現在のその人を作り、そして現在の生き方がその人の未来を決定していく。

◎金持ちの友人の家へは、呼ばれたら行け。貧乏な友人の家へは、呼ばれなくても行け・・・古代の諺

◎三人の忠実な友。老婆、老犬、そして現金・・・アメリカの諺

◎世の中には、方角とか日を調べて吉凶を占う人がいるが、みんな迷信だ。禍福吉凶は、すべてその人の過去
の因縁と、心と行いの招く所のものだ。善いことをすれば善い報いがあり、悪い事をすれば悪い報いがある。
これは万古不変の真理であり、これを疑うのを迷いという・・・二宮尊徳

◎友人がいらないほど、えらい金持ちはいない・・・フランスの諺

◎法華経の中には、「子供がたわむれに、砂のうえに指で仏さまの絵を描いても大きな功徳がある」と説かれて
いる。その子供は、それが仏縁となって仏道修行を実践し、やがて悟りを開くことができるというのである。

◎神はひとりもつだけで十分だが、友だちはたった一人では少なすぎる・・・チエコの諺

◎「危ない宗教の見分け方/十三項目」・・・早川和廣(ジャーナリスト)
1、「永遠不変の真理と一貫性があること」 
2、「宗教にも普遍妥当性(良識)はある」 
3、「神は神殿をつくらない」
4、「罰があたると恐怖心に訴えない(安らぎが宗教)」 
5、「正しい宗教は世襲化しない」 
6、「教祖を神格化しない」 
7、「言うこととやることが一致している」 
8、「現世利益だけ説く宗教は正しくない」 
9、「正しい宗教は盲信を強要しない(信仰に疑問は付きもの)」 
10、「正しい宗教は、金で救われるとは言わない」 
11、「正しい宗教は、会員を増やせと強要しない」
12、「領収書を出さない教団は危ない」 
13、「正しい宗教は批判を受け入れる」

◎人は屋敷を買うべきでなく、よき隣人を買うべきだ・・・スペインの諺

◎親戚からは遠いところに、水には近いところに住め・・・インドの諺

◎兄弟が互いに愛し合うのは、ひとりがもうひとりと同じように金持ちのときだ・・・ウガンダの諺