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名言・ことわざ・雑文・エトセトラ全集(16)

◎豚となりて楽しまんより、人となりて悲しまん・・・ソクラテス

◎前車の覆(くつがえ)るは、後車の戒めなり・・・大戴礼

◎ボタンの穴をかけちがったままの一日・・・内島北朗

◎最初の妻は神から、二番目の妻は人から、三番目の妻は悪魔から・・・ポーランドの諺

◎百里を行く者は九十里をもって半(なか)ばとせよ・・・戦国策

◎平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、すなわち非凡なのです・・・ジイド

◎一家の中に悪人(私が悪かったと言える人)が一人おれば、その家は円満である・・・日本の諺

◎心、ここに在らざれば、視(み)れども見えず、聴(き)けども聞こえず・・・大学

◎過ちて改めざる、これを過ちという・・・論語

◎「リストラをやる社長は話にならないと思いますね。リストラで会社を立て直そうというのは安易なやり方で、そ
れに頼っていれば会社は崩壊します。あれは日本の文化じゃありませんよ。戦国武将は自分が腹を切るから
部下は助けてやってくれと言ったものです。「苦渋の選択」などと説明する人もいますが、同情も何も感じませ
ん。よその会社にあって、うちにないものの一つが出勤簿です。毎朝、多分八時半ごろには仕事は始めている
んでしょう。遅れそうになっても急ぐな、事故を起こしたら一生の問題だといってあります。信頼していれば十分
や十五分遅れたって、ちゃんとそれに応えて、仕事をやってくれます」・・・松浦元雄(樹研工業社長)

◎カレーを食べるにはスプーンがいる。ビールを飲むには栓抜きがいる。中途半端な知識では役に立たない。

◎「人生」
よき寝床あり
明日(あす)食べるだけのパンがあり
台所にその寒さをふせぐだけの炭があれば
----家の上に屋根があり
屋根の上に月あるをおもふのみにて
わが心足る
われはかかる平静なる人生を欲す
・・・・百田宗治

◎棒ほど願うて針ほどかなう・・・日本の諺

◎笑っている顔はなぐれない・・・朝鮮の諺

◎白雪姫の新しい妃(継母)は、魔法の鏡を持っていて、毎日、魔法の鏡にたずねた。「鏡よ、壁の鏡よ、この世
で一番美しいのは誰?」すると鏡はいつもこう答えた。「お妃さま、あなたがこの世で一番美しい」答えはいつも
同じであったが、ある日、白雪姫が7歳になったとき、妃(継母)が 「鏡よ、壁の鏡よ、この世で一番美しいの
は誰?」とだずねると、鏡は答えて言った。「お妃さま、あなたがこの世では一番美しいけれど白雪姫はあなた
の千倍も美しい」その言葉を聞いた妃(継母)は、家来に「あの子を森へ連れ出し殺しておくれ」・・・・

◎人生は長いにしろ短いにしろ、永遠にくらべれば無に等しい-----E・ブロンテ

◎花に嵐のたとえもあるぞ
さようならだけが人生だ
・・・井伏鱒二

 ◎(江戸の「いろは」かるたの一部)
い 犬も歩けば棒にあたる
ろ 論より証拠
は 花より団子
に 憎まれっ子世に憚(はばか)る
ほ 骨折り損のくたびれ儲け
へ 屁をひって尻すぼめる
と 年寄りの冷や水
(京都の「いろは」かるたの一部)
い 一寸先は闇
ろ 論語読みの論語知らず 
は 針の穴から天を覗く
に 二階から目ぐすり
ほ 仏の顔も三度
へ 下手の長談議
と 豆腐に鎹(かすがい) 

◎世の中には美は善であるという妄想がいまだに存在している。美しい女性が何か馬鹿なことをロにしても、聞く
者にはそれが馬鹿げたことには聞こえず、賢い言葉のように思われる。美しい女性のいったり、したりすること
は、なんとなく愛らしく感じられる。女が馬鹿なことも、下品なことも口にせず、しかもそれが美人であると、男は
もうこんな貞節な賢女はまたといない、と思いこんでしまう・・・トルストイ「クロイツェル・ソナタ」

 ◎しんぼうは 朝日待つ間ぞ 雪の竹

◎上善如水(じょうぜんじょすい)
上善とは最も理想的な生き方という意味で、 最も優れた「善」は水のごときものである。その理由は第一に水
は方円の器に随い、天地間に水なくして存在するものはない。 第二に水は低い所、低い所へと流れて行く。謙
虚である。低い所に身を置くのは、誰でも嫌がることだが、低いところに水が溜るから自分も大きくなる。第三
に、水は物凄いエネルギーを秘めている。固い岩石をも打ち砕く。 このように上善は最大の善のほか、古代の
善とも称される・・・老子