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名言・ことわざ・雑文・エトセトラ全集(15)

◎情熱は川や海にもっとも似ている。浅いものはつぶやき、深いものは黙している・・・W・ローサー

◎恋の用心をするためには、娘や女をながめないことだ・・・古代の諺

◎恋の用心をするためには、娘や女をよくながめることだ・・・古代の諺

◎人は自分によってしか傷つかない・・・エラスムス

◎頭を余計に下げる者が立身出世をし、戦争でもないのに額の向こう傷のおかげで・・・借しげもなく額を床に打ちつけただけで、立派な地位につけるというのが、いつに変わらぬこの世の習(ならい)である・・・グリポエードフ「知恵の悲しみ」より

◎「山のあなた」
山のあなたの空遠く
「幸(さいわい)」住むと人はいふ
ああ われ人と尋(と)めゆきて
涙さしぐみ帰りきぬ
山のあなたになほ空遠く
「幸(さいわい)」住むと人のいふ
・・・カール・プッセ(訳・上田 敏)

◎「酒の歌」
酒は口より入り
恋は目より入る
我ら老(お)い死ぬるまえに
確実(たしかに)に知るべきこととはこれのみ
われ杯(さかずき)を口に挙げ
君を眺めて嘆息す
・・・・イェーツ

◎「千の風になって」
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

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(参考)「千の風になって」
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

あの大きな空を
吹きわたっています
・・・・作者不明(訳・新井 満) 

◎色は人を迷わさず 人が勝手に迷う・・・金瓶梅

◎建築家ライト氏は、毎日ベートベンの同じ曲をかけていた。とうとう一人の弟子が不思議に思って、何故同じ曲を
何回もかけるのかと尋ねた。ライト氏は「誰かが文句を言わないと事は変わらない」と答えたという。

◎「恋人」
恋人は遠きに置きて想うもの
ふるさとは近づく途(みち)に想うもの
さりながら
かおりのごとくそばにねて
にほいのごとく遠ざかる
そのしぐさ 心にくきを何とせん・・・服部嘉香

◎恋をし合っている二人が、一緒にいることを退屈に思わないのは、明けても暮れても、自分たちの話ばかりして
るからだ---ラ・ロシュフーコー

◎人間は何にでも成れる動物だ、何事にも慣れる存在だ・・・ドストエフスキー

◎真の判断力とは、何かを信じて決断を丸投げにすることではない。自分の判断に対して常に疑いを差し挟み、迷
い続け、修正を加え続ける努力こそが真に美しい・・・ある医学博士の言葉より

◎山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し・・・王陽明

◎病を受くることも、多くは心より受く。外より来る病はすくなし・・・吉田兼好

◎むずかしいのは愛することだなくて愛されることである・・・ゲーテ

◎短く笑って、長く泣く、それが恋のならいだ・・・ガイベル

◎恋には四つの種類がある。情熱の恋、趣味の恋、肉体の恋、虚栄の恋・・・スタンダール

◎自分の妻、自分の賭金、自分の財布を除いてなら、友人に何でも打ち明けてよい----アンドレ・プレヴォー

◎君子の交わりは淡きこと水の如し、小人の交わりは甘きこと甘酒の如し・・・荘子

◎私たちは、友だちにたよっていながら、友だちも私たちにたよっていることに気づかない・・・ボナール

◎友をえらばば、書を読みて、六分の侠気、四分の熱・・・与謝野鉄幹

◎往く者は追わず、来る者は拒まず・・・孟子