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名言・ことわざ・雑文・エトセトラ全集(13)

◎魚が釣れるのは、釣り師や釣り竿のせいではない。釣り針についた虫のためである・・・古代の諺

◎幸運から不運は一歩しか離れていないが、不運から幸運は百歩も離れている・・・古代の諺

◎父のいましめは、みな我が身の幸・・・小林一茶

◎何ごとにおわしますかは知らねども、かたじけなさに涙あふるる・・・西行法師

◎神仏を尊べど これを頼まず・・・宮本武蔵「五輪書」

◎世には往々何故に宗教が必要であるかなどと尋ねる人がある。しかし、かくの如き問いは、何故に生き
る必要があるかというのと同一である。宗教は己の生命を離れて存するのではない。その要求は生命そ
のものの要求である。かかる問いを発するのは、自己の生涯の真面目ならざるを示すものである。真摯
に考え、真摯に生きんと欲する者は必ず熱烈なる宗教的要求を感ぜずにはいられないのである・・・西田
幾多郎「善の研究」より

◎夫婦や恋人同士の問題には決して口を出すものではない。そこには世間の誰にもわからない、二人だけ
しか知らない一隅があるのだから・・・ドストエフスキー

◎空腹のときは歌え、傷ついたときは笑え・・・古代の諺

◎耳の不自由な夫と目の不自由な妻は幸福な夫婦というべきである・・・デンマークの諺

◎良い客はやってきてからすぐに家を明るくするが、悪い客は帰ってからすぐに家を明るくする・・・古代の

◎銀(しろがね)も金(こがね)も玉も何せむに勝れる宝 子に及(し)かめやも・・・山上憶良

◎犬が二匹集まれば、ライオンを殺すこともできる・・・古代の諺

◎どれほど高価な時計でも、刻む一時間の長さは同じだし、どれほど偉い人でも一時間は変わらない・・・
古代の諺

◎息子は、妻をめとるまでは息子である。しかし娘は母親にとって一生涯、娘である---トーマス・フラー

◎児孫のために美田を買わず・・・西郷隆盛

◎チルチルとミチルの二人が思い出の国へ行くと、そこに住む祖父母が言った「お前が、私を思い出してく
れるごとに、私はお前に逢えるのだよ」・・・メーテルリンクの「青い鳥」より

◎アフリカのある部族では、雨乞いの祈りをすると、必ず雨が降るそうである。何故か?・・・雨が降るまで
雨乞いの祈りを続けるからである。

◎生についてさえ、考えられない。いわんや死についておやだ。生きるだけ生き、そして、死が来れば百年
目だ・・・菊池寛

◎どのように長く立派な鎖でも、一つの輪が壊れれば役にたたない・・・古代の諺

◎人の無常を数えて、我が無常を忘れたり・・・妻鏡より

◎仏教でいうところの「御利益」とは、「不求自得(ふぐじとく)」といって、求めずして自然に得られる果報の
ことであるという。

◎人は金銭を時間よりも大切にするが、そのために失われた時間は、金銭では買えない・・・古代の諺

◎私は自分のことを雪のように純白だ、という者を好まない。雪はすぐ溶けて、泥とぬかるみに変わってしま
うからだ・・・リチナー

◎人のなき あとばかり 悲しきはなし・・・吉田兼行

◎戦いに行く前に一度祈れ、海に行くなら二度祈れ、そして結婚生活にはいる前には三度祈れ・・・ロシアの

◎君がよい妻をもてば幸福者になるであろうし、悪い妻をもてば、哲学者になるであろう・・・ソクラテス

◎男が女の一生で喜びを受ける日が二日ある。一つは彼女と結婚する日、もう一つは、彼女の葬儀に立ち
合う日・・・ヒポナックス