うぃーうぃっしゅあめりくりっすまーす。
今年も粛々とメリーなクリスマスがやってきましましたねおめでとう。何ひとつめでたくないけどな。
世間様的にはクリスマスで城下町がクリスマスモードでも、歴史修正主義者がお休みしない限り審神者にお休みとかあるはずないですねイェイエイ。戦時下とかほんとクソだな。体感したくなかったです……平和にケーキつついてイルミネーション眺めながら友達とクリスマス限定商品冷やかすか、さもなくばクリスマスとリア充爆発を願いつつ職場で同僚とおしごとに忙殺されていたかった……。既に去年が懐かしいとはこれ如何に。
手元にあるのはプレゼントじゃなくて厄介事のフラグだし、クリスマスだろうと歴史修正主義者とざんざか斬り合いしなきゃならないのは変わりないし。
仕方ないねサンタさんキリスト教圏の聖人だもんね……異教徒な審神者とかまぁキリスト教的に言えば魔女案件ですね異端審問だね。もうブラックサンタでいいから歴史修正主義者纏めてしまっちゃってくれないものか。
「遭遇したのは、城下町のこの辺りなのね?」
「そう、この辺り」
演練場の片隅で、鈴さんと頭を寄せ合いながら城下町の地図を覗き込んで話し合う。
休憩の合間に厄介事フラグしか見えない私的調査の頼み事に付き合ってくれるんだから、鈴さんほんと心が広いよねっていう。嫌な顔ひとつしなかったんだぜ……。菩薩かな。
「時間帯は夕方頃だったから、多分日中なら遭遇しないで済むと思うけど。
……でも鈴さん。もしもって事もあるし、やっぱ私も一緒に行くよ? この地図だって持ち出し不可でしょ。
この辺りは似たような道が多いから、問題の場所に到着するだけで時間かかるんじゃない?」
城下町の詳細な地図は、基本的には一般公布されていない。
たぶん、歴史修正主義者に侵入された場合の事を考慮しての事だろう。市街の防衛戦ともなれば、地理ほど重要な情報は無い。主要な店が表通りの目立つところに立ち並んでいて、地図が無くてもさして不自由しない造りになっているのは審神者に閉塞感を与えないようにという配慮か、はたまたそれ以外にも意図があるのか。
何にせよ、この地図が部外秘情報な事に変わりは無い訳で。
めっちゃでかでか赤字のハンコで「持ち出し厳禁」って書いてありますよねっていう。だからこんな隅っこでこそこそ話してるんだけどさ、今更だけどこれ私が見ていい情報か?
「平気よ、ちゃん。私ね、こういう探し物とか追跡って大得意なの。
心配してくれるのは嬉しいけど、刀剣男士同伴は逆に気が散っちゃうから……気持ちだけで、ね?」
「鈴さんがそう言うなら、無理にとは言わないですけど……」
餅は餅屋と言う言葉もある。審神者とは言えそっち方面に関して門外漢なのは否めないからこそ、両手を合わせてふんわり微笑む鈴さんに、それ以上言い募る事もできない。でも心配は心配なんだよなぁ。
「……危ないと思ったら、すぐ逃げて下さいね。
人間は回復魔法でちょちょいのちょい、とはいかないんだから」
人間にも手入れ部屋使えればいいけどな。そうもいかないからな。
本丸を引き継いだ際のごたごたを思い出して、自然、眉根が寄った。生死の境を彷徨っていた間の記憶は無いものの、その後、回復するまでの事はあまり思い出したくも無い苦い記憶だ。
左腕貫通したのは縫合でなんとかなったけど、まぁ痛みは消えなかったし肋骨やられたからゆっくりとしか動けなかったし、両手がしばらく使い物にならなかったのは色んな面で不自由すぎたからな……。
何より辛かったのは、そんな状態なのに仕事が待ってくれない事だったけどね! 審神者業界まじブラック。
「ええ、気を付けるわ。ちゃんも、無茶はダメよ?
人手がいるのだったら、声を掛ければ誰かしら協力するはずだもの」
「単独行動が一番気楽なんだけどね……はい分かってます、ちゃんと誰かしら巻き込みます」
ごめんて。だからそんな目で見ないで下さいお願いします。罪悪感マッハだから。
会話が他に漏れないよう気を配っていてくれている、背後に控える前田さんからの視線も痛い。あと後藤さん「大将……」って不安げな声で呼ぶのも止めてわりと良心に訴えてくるから。確かに前科あるけどもうやらないから。
そもそも、だ。
こないだの演練場襲撃の一件といい今回といい、どちらも人手が無いと立ち行かない案件だ。
そうである以上、わざわざ一人で危険に突っ込んでいくような真似をする事も無い。まぁ問題があるとしたら私がトップで仕切ってる事なんですがね! 他にも有能な人間おるやん。なんでだよ。
「絶対よ」と念押しして、鈴さんは手早く地図を片付けた。私の信用度、ひょっとして低かったりしますかね。
ちょっぴりアンニュイな気分で肩を落とす。鈴さんの視線が、私の後ろに控える前田さんと後藤さん。そして、少し離れた場所で互いに槍を突き合せながらわいのわいのと議論している三名槍と物吉さんを一瞥していった。
「それでちゃん、新しい刀とはどう? 使えそうかしら」
「んー……出陣以外の日課ほっぽって育ててますからね。何とか年末までには仕上がるかな、と」
集中的に育てているので、最近では外出時と本丸にいる時を除けば一番よく顔を合せている面々でもある。
正直、相性次第では刀解する事も考えていたが――戦場に出る事を厭わず、こちらの指揮にあれこれ口を挟んだり、命令を無視して反抗的な態度を取る、という事も無い。日本号さんは内番があまり好きでは無いらしくてぶちぶち言うけど、まぁ文句言いながらもやるから十分許容範囲だろう。
今のところ、本丸の先住メンバーともめる気配も無い。一応こちらを主として立ててくれてもいる。有難い話だ。忙しいのにこれ以上面倒事加算されるとかね。うん、ほんと勘弁してほしいからね。
一番不安要素の多かった三日月さんなんて、ラスボスどころかただの三日月ふわ近ですしおすし。めっちゃふわっふわしたのほほんキャラですねどうもありがとうございます。誰だよアレがラスボスだなんてデマ流したの。
「なら良かったわ。ちゃんったら、最近演練場に来てくれないんだもの。寂しかったのよ」
「私も好きで戦場と本丸の往復生活してないですけどね……。
そうだ。連隊戦が終わったら、城下町にごはん食べに行きません? 奢りますよ」
「それは素敵ね! でも、奢ってもらっちゃっていいのかしら」
「色々とこっちの都合に付き合ってもらってますし。お礼させて下さいよ」
何だかんだでお世話になりっぱなしだし、審神者業界で女友達って呼べる相手はいまだに鈴さんくらいなもんだしなー。それに、演練で返り血浴びる羽目になってても平気で会話してくれる相手とか、結構限られてるんだよね。
こわくないよ。ちょっと演練で巻き込みスプラッタ事故くらってるだけだよ。こころおだやかでやさしさにみちあふれた、ふれんどりーかつへいぼんないちさにわだよ。野郎はもういいので花を下さい。
「じゃあ、楽しみにしてるわね」とほんのり頬を染めて、嬉しそうに鈴さんが頷いた。あー癒される。
「――主君。お時間です」
前田さんが、小声で休憩時間の終了を告げた。
「っと、もう時間か。じゃあ鈴さん、お願いしますね」
「ええ、任せて頂戴」
■ ■ ■
噂というのは不思議なもので。
ミケさんが何をどうしたのかは知らないが、お願いした噂は予想以上の速度で広がっていったようだ。
噂を広めた当人であるミケさん以外の所にも、行方不明の審神者の友人知人から深刻な表情で事態の進捗を確認されたり、真剣に激励をされたりといった事がままあるらしい。
私? 練度上げが急務でな。最近あんま演練出てないせいか、ミケさんと一虎さん、あと鈴さん経由でしか情報来ないです……そもそも知らない審神者さんから話しかけられる事自体あんま無いような……あれっひょっとして話しかけられないのってたまに返り血スプラッタの巻き込み喰らってるからだけじゃなかったりしますか。
……やめよう。深く考えると悲しくなる予感しかしない。
それはともかく。
件の男審神者さんが解決しようと頑張っているようで、今のところは救援要請が来る気配も無い。
議員さん経由でそれっぽい仄めかしはあったけど、まぁ正式な依頼でもないし報酬の話も無いし現在進行形な小さい狐案件の方が危険度高そうだしで黙殺しましたともさ。あえて! 空気を! 読まないスタイル!!!
見返りもないのにオール善意で無償奉仕とかね。やってらんね。
年明けまでくらいはお役人さんだけで頑張ってどうぞ。
「あれっ。あるじさん、手伝い札使わないの?」
温もりを帯びたうららかな午後の日差しが、さんさんと手入れ部屋に差し込む。
そこはかとなく薄汚れて傷だらけになった浦島さん(中傷)が、私の手元を見てきょとりと瞬きをした。
「出掛ける予定があるんですよ。
今日はもう出陣しませんし、手入れが終わったらゆっくりしてていいですよ」
練度上げ真っ最中、連隊戦は既に翌日に迫っている。
だからこそ、手伝い札も惜しみなく投入してほぼ戦場と本丸の往復のみという気分は灰色まっさかりの報告書付き自主デスマを開催していたのだが――それ以外に予定が入ってしまったのは、果たして幸運と言うべきか不運と言うべきか。手入れ棒に霊力を注ぎながら返事をすれば、浦島さんは「えっなにそれ!」と目を輝かせた。
「ねーねーあるじさん、俺が護衛じゃダメ? ついてきたいんだけどなー」
「残念、護衛を任せるには練度不足です。だからダメ」
「ぶー。俺もはやく護衛任せられるくらい強くなりたいなー」
頬をぷっくり膨らませて、浦島さんが畳の上にごろんと横になる。のそのそと、その腰の上に亀が這い上った。
霊力が籠った手入れ棒がふわりと浮かび上がる。顕現するのは薄墨を人の形にしたような、質感のある影。手入れ部屋の手入れ妖精(?)さんが、浦島さんの刀を慣れた手付きで受け取った。それを横目に見ながら肩を竦める。
「そんないいもんじゃないと思いますけどね」
「えー? でもあるじさん、三日月さんとご飯食べたり街歩きしたって聞いたよ?
俺も亀吉も、すっごい羨ましかったんだけどなー」
「はぁ」
別に毎回そんな調子って訳でもないんだが。
やっぱあれか、戦場と本丸だけの往復は刀の付喪神でも飽きるものなのかな。すまんとは思ってる。でももこの生活きっついです……血と臓物と書類が交互にエンドレスとか普通に心折れそうですつらい。なんで私はこんなことしてるんだろうね。ふしぎだね。くそめんどいです年末年始休みは何処に。
「練度が上がれば、そのうち機会もありますよ」
「そっか、そうだよな。俺がんばるね、あるじさん!」
「……期待しておきます」
浦島さんのこのきらっきらした陽気さが、わりと居た堪れない件について。
次郎さんも陽気っちゃ陽気だけど、こうも天真爛漫! ってオーラ全開で来られると据わりが悪いっていうか落ち着かないって言うか。なんなの虎徹派の刀剣ってみんなこんななの? ちょっとついてけない。
「――主。唯織殿より、連絡が来ております」
「はい、分かりました。それじゃあ、あとはお願いしますね」
手入れ妖精(?)さんに声をかけ、浦島さんにひらりと手を振って外へ出る。
後ろ手に障子を閉めれば、こんさんが軽い足取りで私の肩へと収まった。膝をついて畏まる蜻蛉切さんから文を受け取り、目を通す。あー、やっぱ合流になったか。OK理解。
短い手紙を折り畳み、袂に仕舞う。こんさんを撫でながら歩を進めれば、影のように蜻蛉切さんが付き従った。
「こんさん、戻ってたの?」
「ええ、先刻。……お出掛けになると伺いましたが」
「そ、今からね」
これから出かけるのは、とある本丸跡だ。
それも、鈴さんが調べてくれた情報によると――いわゆる元ブラック、と言われる類の。
はいまたですともよド畜生。まぁその本丸にはもう誰もいない廃墟状態らしいんだけど。ちなみにそこの審神者は満身創痍で命からがら演練場に転がり込んだところを保護されたそうだが、結局狂死したそうだ。やだこわい。危険案件の匂いしかしませんねめんどい放置しときたい触れずにいたい。
でも某三日月系小狐関連調査してって出た情報なので、放り出しておく訳にもいかず。
うん、恨み買ってるからね。覚えてろって言われちゃってるからね。対処してかないとある日自宅訪問受けそうだし月のある夜でも襲ってきそうな感はある。とてもつらい。
「こんさんと入れ違いにならなくて良かったよ」
「同感です。――件の元審神者ですが、どうやら現在は父親の下で秘書をしているようですね」
「父親は政府の議員なんだっけ。で、まだ生きてる?」
「今のところは」
「暫定目印がある事を喜んでおくとしよう。ったく、本丸譲渡とかどうなってんだか……」
何がどうしてそうなったのか。
そこまで調べるには時間が足りなかったものの、狂死した審神者より以前、当時実装済みだった刀剣男士をほとんど揃え、過半数を練度上限まで育て上げていた別の審神者がいたらしい。いやほんとなんで譲渡したよ。っていうか審神者って辞めれるの? 退職願いの申請も蹴られたよ? 権力にモノ言わせた系なんです?
おのれ権力者め羨ましい。爆ぜてどうぞ。
「それで、会えそう?」
「一先ず面会の予約はしましたが、現状、理由が明快ではありませんからね。
順当に行っても来年の一月半ばになるかと」
「……それまでにはどうにかなってそうだなー……」
あの執着具合を思えば、失踪者リストに名前が一つ増えそうである。どうにもならんね。
溜息交じりに、ぐしゃりと髪を掻き回す。
「本丸跡で、なんか有力な情報が見つかるのを期待しておくとしよう。
こんさんも方々走り回ってもらってありがとね」
「この程度、お安いご用ですよ。私も調査へ同行しましょうか?」
「いや、いいよ。それよりミケさん達から情報来るだろうから、そっちの整理お願いしたいかな」
失踪した審神者については、毎日何だかんだと情報は上がってきている。
どうせこっちにも首突っ込む羽目になるだろうし、今のうちにある程度整理しておいてもらえれば有難い。
「承りました」と頷いて、こんさんがぴょんと肩から飛び降り、離れの方へ駆けて行く。
その様子を見送り、蜻蛉切さんを振り返る。
「そういえば蜻蛉切さん、青江さん見掛けませんでした?」
「いえ、今日は顔を合せておりません。――護衛でしたら、自分が供を務めさせて頂きますが」
「そういう訳にもいかないんですよね、案件が案件ですから」
「は、差し出口でございましたな」
「構いませんよ。……お邪魔します。青江さん、います?」
本丸の道場を覗き込めば、三日月さんが小夜に真剣必殺(※手合せ用模造刀)を喰らって吹っ飛ばされるところだった。うわ短刀つよい。それを眺めてやいのやいのと野次を飛ばしていた暇人達が、一斉にこちらを見る。
和泉守さんと加州さん、乱さんが慌てて居住まいを正すのを軽く手を振って制して室内を見回す。駆け寄ってきた小夜が、こて、と小首を傾げて眉尻を下げた。
「青江なら、日本号を連れて馬の世話に行ったよ。……何処か、出掛けるの?」
「ん。まぁ、少し調査に」
元ブラック本丸跡地まで、とは少しばかり言いにくい。
言葉を濁して返事をすれば、のし、と頭に重みがかかった。上から次郎さんの声が降る。
「なんだいなんだい。お役人から頼まれたってぇ事件、解決したんじゃなかったのかい?」
「その件だけだと、被害者の数が合わないらしくて。主に、練度の高い人達辺り。
なので、ちょっと怪しい本丸を調べに行ってこようかと」
嘘は言ってないぞ、嘘は。
実際問題、売り上げリストと現状で上がってくる被害者報告が一致してないのは確かだし。
……これも小さい狐案件かなー別件だといいなー把握漏れとか他にも売買してる店があるとかそういう展開だったりしないかなーガサ入れする方がまだ楽なんだけどなー。嫌な予感がびんびんするぜ。めんどい。
「……アンタが行く必要あるのかい、それ」
次郎さんの声が、ワントーン低くなった。
頭の上にあった重みが肩に降りる。さらさらとした髪が、頬を、首筋を擽る。
小夜の次郎さんを見る目が怖い。あと他の男士達からの視線も痛い。
見てないのは目を回している三日月さんと、介抱している物吉さんくらいだろう。
っていうかめっちゃ視線ざくざく刺さるんですけど待ってこれ一部殺意混じってないか。
きゅうっと眉根を寄せて、小夜がそっと私の手を取った。
「お仕事、なんだよね。行くなら、僕が護衛するよ……?」
「っ! ぼ、ボクが行く!
こないだ小夜は主さんの護衛したじゃないか! 次はボクがする……っ!」
「……短刀とか脇差よりさぁ、打刀の方が汎用性髙いし、いいんじゃない?」
打掛の裾を遠慮がちに握って主張する乱さんの後ろから、じっとりした目で次郎さんを睨み付けてアピールする加州さん。和泉守さんが米神を抑えて、加州さんの頭を叩いた。
「止めろお前ら。主さんが探してんのは青江だ。
……次郎も、あんまこいつら挑発しないでもらえるか」
「心外だねぇ。アタシはアタシの審神者を愛でてるだけさ。ねぇ? 」
そこで私に振るのか、おい。
げんなりした気分で肩に乗せられた次郎さんの顔を、軽く叩く。
そもそも何故に私を挟んで遊びやがりますかね畜生。理解できない。じゃれ合いもからかいも流血沙汰にならない範囲で好きにすればいいと思うけど私まで巻き込むのは止めてもらえないものか。いや本当。
「はいはい、遊ぶのはそのくらいにしてね。これ合同調査だから。遅刻とか勘弁して」
「ったく……分かったよ、もう。つれないねぇ、アタシの審神者は」
笑みを含んだ低い声が、耳朶に滑り込む。
柔らかい感触が耳を掠めた。小夜の目からハイライトが消える。
乱さんの視線が険しさを増した。だからさー私を挟んで遊ぶのやめようよー……何がしたいのー……わりと胃が痛いから審神者この空間にいたくないんですが。主ぞ。我主ぞ? 深々と溜息を零して、強めの力で二人の頭をぐしぐしと撫でながら次郎さんを見上げる。次郎さんが「ん?」と小首を傾げて微笑む。私も笑った。にっこりと。
「次郎さん今夜は晩酌抜き」
「ごめんアタシが悪かった」
謝ってもだめなもんはだめです。
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