( ※森のクマさんメロディーでお届けします ) あるーひー♪ 「せきちくしてぃ、さふぁりぞーんヘヨウコソ! コノ野生ぽけもん観覧つあーハ他デハミラレナイ珍シイぽけもんガイッパイ! デハ、オ手持チノぽけもんヲオ預カリシマス」 「んじゃ、ちょっくら行って来るから寂しくっても泣くんじゃないゾ☆」 『ばっかじゃねーの、誰も泣かねーよ!』 『さっさと行け』 『ご主人さま、あの・・・・・暴れちゃ駄目です、よ?』 『社会の恥部らしく、塵芥のようにひっそり行動して下さいね』 『ちりあくた。さらば』 「帰ったらお前ら全員に話がある」 サファリでー♪♪ 「ゴ案内ハ私、めかぽっぽαガイタシマース。デハ、シュパーツ!」 「れっつごー野生の王国ーぅ!!」 ケンカをー♪♪♪ 「オヤ?オ客サン運ガイイネー。 ドウヤラけんたろすガりーだー争イヲシテイルヨウダゾ!」 「マジで!?あーやってるやって・・・・ってこっち見たぞあいつら」 『オラオラそこのねーちゃんガンたれてんじゃねーぞ、あぁ!?』 『見世物じゃねーんだよトレーナー風情がスッこんでやがれェ!!』 『ち、前々から見物がウザかったんだ!見せしめにヤっちまおうぜ!』 売られたー♪♪♪♪ 「あ゛ぁ!?上等だコラ返り討ちにしてやろーじゃんよ!」 「チョ、待テあんた野性ぽけもん挑発シテドースンダ!?」 どかばきごきどず、ぎょりべきゃぼき。 セキチクーのーサファリーでー♪♪♪♪♪ 『スイマセンッしたぁああああああ!!!!』 『自分ら、ちょっと調子にノりすぎてました姐さん!!』 『これ差し上げますからどうかお許しを!おゆるしをぉおおおおおお!!』 “金の入れ歯”を献上されたー♪♪♪♪♪♪ 「・・・・・あれ、ゲームネタ?」 【 うっかり気付けば多大な縁 】 ぽーん、ぽーん、ぽーん。 陽光を反射して、宙を舞う玉が豪華な金の輝きを放つ。 使い道こそまったく無いが、それが高く売れるアイテムである事は、皆様ご承知の通りだ。 フレンドリィショップへの道すがら、は上機嫌に金の玉でお手玉する。 「大量大量!三つも金の玉くれるなんて、園長ってば太っ腹ー♪」 『園長さん、入れ歯がなくて困ってらしたみたいですもんね』 「職員満場一致で“園長、ボケたんじゃなくて入れ歯無くしてたんですか!?”だもんなぁ・・・・」 意思疎通できてないにも程がある。 「ま、おかげであたしは儲かったんだけどねー」 サファリの件は下手すりゃ大怪我だったってな事で、慰謝料も兼ねてくれたから懐具合はほっかほかだ。 大人って大変だよね☆(超他人事) 『しかし、下品極まりない入れ歯でしたねぇ』 「あー・・・・・確かに、全部金ってのはアレだわな」 単体としてならともかく、人の口にはまった状態の金の入れ歯は成金趣味全開で キモい事この上無かった。 職員もそれは同じ気持ちらしく、ほぼ全員が園長の口元を視界に入れないように必死だったし。 ・・・・・耐えかねた誰かが捨てたのかもしれないなぁ、あの入れ歯って。 『なっさけねぇよなー総入れ歯ってよ。同じ年代っぽいオーキド博士なんかは自前だぜ?』 けらけらと笑う天空。 はうんうんと頷きながらお手玉の合間をぬって、そんな天空のボールを外し。 「うふふこーのドジっ子めーぇ♪」 『のわぁああああああッ!?』 お手玉に加えて回してみた。 「考えないようにしてたっつーのになぁんでそのお名前を出すのかしらね天空くぅーん? よっぽど激しくお手玉されたいと見たが」 『・・・・・止めてやれ』 「ヤダ」 呆れた声での白夜の静止を、は即座に拒絶した。 天空がボールの中でぶつかりまくって上げている悲鳴は、いっそ清々しいまでにシカトされている。 これぞまさに鬼の所業。わりと日常的に目撃されているという説もあるが。 『どの道、考えなければならん問題だろう。天空で遊んでないで腹を括ったらどうだ』 「それがヤなんだっつーの」 苦い口調でそうぼやき、は唇を尖らせてぶーたれた。 ぽぉん!とひときわ高く天空のボールが宙を舞う。 ついでに微妙にドップラー効果のかかった悲鳴も尾を引く。 ぷちバイオレンスな光景にすれ違う通行人から奇異の目を向けるものの、視線を向けられている本人はとてつもなくブ厚いツラの皮の持ち主なので、さして気にも留めなかった。なんてったって視線とかぷちバイオレンスいつもの事。 天空が学習しないだけか、それともが暴力的なのかは判断の分かれるところだろう。 「あーもう、なぁんで他に適当なのがいないんだかっ!」 『自業自得でしょう。潔くお逝きなさい』 きしゃー!と吼えるに、氷月が嘲笑を交えた毒を吐く。 紫苑はちょっぴり下がった体感温度に微苦笑を零し、主の台詞に同意した。 『入手経路、おおぴらにできませんもんね・・・・・あの書類』 R団から にしてみれば連中の悪事の証拠としてはもってこいの品だろう、と考えての行動だったのだが、いざ処理を考えるとなると無視できない問題点が浮上したのだ。 それはすなわち、どういうルートで表に出すか、という事。 目的はどうあれ、書類の入手方法はオブラートに包んで言っても、問題行動以外の何物でも無い。 なにせ取った手段が不法侵入に器物損壊、暴行、盗みとおおまかに列挙するだけでも犯罪のオンパレード。 自称“正義のジムリーダー”やジュンサーさんの所へ書類を持っていった場合、R団に打撃を与えると同時に、自身の手が後ろに回りかねない。そうでなくともトリップしてきてからのここ一年で、器物損壊やら何やらといった問題行動を起こしまくっているのだ。少しでも叩かれた日にはわっさわっさとホコリが出る事だろう。 的には、そんな状況に陥るのは全存在かけてでもお断りして強制終了したい事だ。 なにせこの先の予定スケジュールは、“萌え燃え☆ぽけすぺツアー♪ 〜 原作乱入こそトリップの醍醐味! 〜”でみっちり埋め尽くされているのだから。 いっそこの機会に日頃の罪状を反省して来るべきな気もする。 ともあれそんな感じで不審者要素満載ながこの書類群を世に出そうとしても、正攻法では都合が悪いという訳だ。 そうなればてっとり早い方法は、誰か社会的に信頼を得ている人間に書類を世間に出して貰う事。 要するに代理人を立てるのである。 しかしこの方法にも問題点はあった。それは、がこの世界の人間ではなく、異世界トリップしてきたという事である。 まだこのポケモン世界に来て一年ちょっとのトリッパー、定住していたならまだしも各地をさまよい歩いて観光に勤しんでいた彼女に、“社会的に信頼を得ている”だろう代理人の心当たりなど片手の指の数以下である。 何より代理人の条件として、の事を伏せてくれ、信頼――――とまではいかなくとも、突っ込んで入手ルートを問いたださない程度には信用してくれている必要もある。 はぁ、と肩を落として、落ちてきたモンスターボールを流れるような動作で装着し直す。 「うう・・・・・・・やっぱレモン探しに行こっかなー・・・・ノリノリで引き受けてくれるだろうし」 『発見するまでにどれだけ時間がかかると思ってるんだ、お前は』 『そもそもあの年齢弁えない電波女に、本気で社会的信頼があるなどという幻想を抱いていらっしゃるので?』 「わーい フォローできねぇなー 」 なんてったってレモンだし。 『。レモン。似た者同士』 「言っちゃいけない事があるって 身体に刻んで欲しいか睡蓮 」 『しかし一理ある』 ぐわっしぃ、と乱暴に睡蓮の入ったモンスターボールをわしづかみにする。 勿論、もう片手は金の玉をお手玉する事を止めていない。 ぼそり、と白夜が心底らしい声音で呟いた。 『・・・・・回転。する?』 『睡蓮さん何か期待してません!?』 「あーうんそうだな、ちょっと楽しみにしてるっぽいし止めとくか」 ヘンな趣味に目覚められてもアレだし。 そっと睡蓮のボールから手を離して、お手玉していた金の玉をリュックの中へと放り込む。 しかし入れ方が悪かったのか入り所が悪かったのか、はたまた入れる時の体勢が問題だったのか。 「げっ!」 こんな場所にいられないわ!とばかりに家出ならぬリュック出を図る一枚のディスク。 慌てて身体を捻り空中キャッチを試みるものの、図ったようなタイミングでディスクはスペシャルな跳躍を見せた。 の手を踏み台に、さらなる高みへ華麗なるジャーンプ! 「うそんッ!?」 そしてトドメとばかりにレアコイルがトライアターックッ!! カッコーン。 イイ音で跳ね飛ばされて飛来するディスクを持ち前の反射神経で避ける。 かくしてディスクは、ちょうど近くを通りすがった見知らぬ誰かの後頭部を直撃した。 「 〜〜〜〜〜〜ッ!?! 」 「げ、ごめん!」 頭を押さえてうずくまる青年。どうやらかなりイイ角度でクリーンヒットしたらしい。 はそんな青年に謝罪しつつ、降り注いだソニックブームを軽業師以上の身ごなしで避けきってみせた。 「ふっふっふ」 「くっくっく」 「はーっはっは!」 舞い上がる土煙が視界を覆い、通行人達が突如として始まったバトルに逃げまどう。 そして無駄に響き渡るのは、含みたっぷりの高笑い×3! 「一度ある事二度はある!」 「二度ある事は三度ある!!」 「三度あったら何度でも!!!」 逃げまどう通行人など歯牙にもかけず、口上を述べ始める男達は土煙でシルエットでしか認識できない。 油断無く腰を落とし、モンスターボールに手をかけてはレアコイルと、その先に佇む相手の動向を伺う。 「「「我ら」」」 三つの影はびしぃ!と戦隊ヒーローのごとき見事なポージングを披露して。 「闘!」 「雷!!」 「毒!!!」 だんだんと収まっていく土煙。 その姿があらわになるにつれて、の目線はだんだんと剣呑なものへと変化していく。 逃げまどっていた通行人達は程良く散り、口上に興味を惹かれた者だけが遠巻きに見物を始める。 「「「☆ぶらずァアアアアアアああーッッズ!!!!!!」」」 かくして土煙の晴れたその向こうで、何だかうろ覚えな雑魚が 雁首揃えてフィニッシュを決めていた。 『・・・・・馬鹿か』 『道化ですね』 「うん、どっちも全面肯定かな」 つか、なんでカントーにいんだお前ら。(ジョウトで燻ってろよ!) 「わーはっはっは!久しぶりだな黒女!」 苦々しげなを、とっても嬉しそうなイイ顔をして指さす中央の男。 両横の二人は「兄貴ー!」「シビれるっすー!」と、こっちも嬉しそうにはしゃいでいる。 ・・・・うん、まとめてぶっ飛ばしていい? 「テメェに負わされた全治一ヶ月の骨折のカリを返すため! そして誰だっけ?とかどっかで会った?とか言われない為にオレ達はパワーアップして帰ってきた!」 「うう・・・・病院生活はとっても侘びしかったんだぞ・・・・」 「見舞い客のいない日々・・・・チビどもと見る戦隊モノのアニメだけが、オレ達の心の支えだったなぁ・・・・」 「 いや知らん 」 ふるふる、ほろほろと男泣きに涙を零す両脇二人の言葉を半眼で切り捨てる。 徒党を組んで一人を襲うような連中に同情するほど、のハートは無差別な慈悲で満ちあふれちゃいなかった。 そもそも見舞い客が来なかったの、あたしのせいじゃないし。 「しかしそんな屈辱の日々も今日で終わりだ!」 「そうだ!お前を倒すための過酷な修行の日々も今日で終わりなんだ!」 「そして戦隊アニメを網羅しつくして編み出した、様式美豊かな決めポーズデビューの日でもある!」 「ちなみにポーズは今後とも改良していく予定だ!」 「オレ達は敗北者から、連合の星の地位へと返り咲く!それでこそ、トラドの☆の意味が生きるんだ!」 「え、んな理由だったのあの☆マーク」 無駄に明かされた真実に、は思わずそう漏らす。 しかしヒートアップしたトラド☆ブラザーズはまったくもって聞いてなかった。 「戦隊ヒーローが不滅で不敗なのと同じように!オレ達も不敗で不滅な存在になる!!」 「オレ達の魂は絶対に折れない・・・・そう、どんな事があったとしても!」 「進化し続ける!オレ達は更なる高みへと羽ばたいていくのだ!!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あたし帰っていい?」 は心底どーでもよさそうな表情で、心底どーでもよさそーに言った。 なんていうか、周囲のギャラリーの目がとてつもなく生暖かい。 色んなものを超越したらしい三人組は、どうやら視線も気にならない遠い場所にいるっぽかった。 ナチュラルハイなままに彼らは叫ぶ。 「そして今日!オレ達はNEWトラド☆ブラザーズとなり天へと羽ばたく!!」 「あの空に輝く星となるために!」 「その為にも――――――」 「「「この場で!てめぇをぶちのめすッ!!」」」 あ、よーやく終わりか。 やる気MAXかつ目にとてつもなく暑ッ苦しい炎をともして、ベトベター、ゴーリキーが姿を現す。 対してやる気ポイントが限りなくゼロなは、めんどくささ溢れる動作でモンスターボールを解き放つ。 鮮やかな青色の翼が広がり、威圧感を撒き散らす巨体が傲然と迫る敵を見据えた。 「天空、蹴散らすよー」 「ナメんじゃねぇぞ黒女!」 「もうザコだなんて呼ばせねぇえー!」 「オレ達が主役になるんだぁあああ!」 それは無理だろ。 『・・・・・・・・』 「ん、どうかした?」 殺気も闘気も満々な敵さんを前にして、何故か仏頂面だった天空が口を開いた。 その声にしたたり落ちんばかりに含まれているのは、何かを堪えているかのような必死さ。 バトルにテンション上がらないとは珍しい事もあるもんだ、とは天空を振り返り。 『・・・・・・・・ワリ、吐く 』 青い肌を見事に真っ白にして、頬を不自然に膨らませているのを目撃した。 ・・・・ひょっとして、さっき回転させてたから酔いました?(正解) ――――― しばらくお待ち下さい ――――― ■ □ ■ □ チャンスの神様は前髪しか無い、前衛的かつ理解者の希少すぎる個性的な髪型だという説がある。 だから、チャンスを掴むためにはしっかりと機を伺わなければならないのだ。 そうしなければ、せっかくの機会は視認できない速度でスキップして遠ざかっていってしまう。 せっかくにリベンジしようとしていたトラド☆ブラザーズが、天空のゲロによってバトルシーンも見せ場もまったくもってない、ザコ以外の何でもない扱いの粗末さで退場してしまう事になったように――――――― 「人生とはかくも残酷に、厳しいものなのである・・・・・・・・」 『天空が悪酔いしていなければ違っただろうがな』 『元凶らしく反省の一つもしてみせては如何です?平身低頭なさい』 「だが断る」 はイイ笑顔で言い切った。 海を渡る潮風を感じながら、セキチクとクチバシティを結ぶ街道をのんびりと歩く。 トレーナーだらけでバトル三昧なルートではあるものの、それすらにとってはそれも楽しみの一つだ。 「そもそも天空が吐いた原因はあたしだけど、その吐く原因の原因は自業自得っしょ」 『見せ場、壊滅』 呟く睡蓮のその横で、暴れられる機会を逃して、こっちもこっちで落ち込んでいた。 ボールの中で丸くなってひたすらシッポでのの字をエンドレスリピートしている。 『天空さん、また機会がありますよ・・・・ですから、そんなに落ち込まないで下さい。ね?』 『紫苑・・・・・・・・。そうだよな。また、あるよな・・・・!』 『一度逃がしたチャンスが、そう簡単に巡って来るとも思えませんがねぇ』 「人生とはかくも残酷にー、厳しいものなのであるー」 『オレなんてオレなんてオレなんて』 『あああああああああ天空さんしっかり!気を確かにもって下さい?!』 浮上しかける天空を無情に突き落とす氷月、追い打ちをかける。 より深いドツボに追い落とされた天空が、ボールの中であんぎゃーと吼える。 『どうして生理現象に逆らえねーんだよオレのばかやろーっ!』 「そりゃきっとあれだ、宇宙意志」 『しょせんギャグ担当って事じゃありません?』 『オレなんてオレなんてオレなんてオレなんてオーレーなーんーてーぇええええええ!!』 『氷月さん!ご主人さま!!あんまり煽らないでくださいよー!』 『そうだな。天空で遊んでないで、いい加減腹を括ったらどうだ?』 「・・・・・・・・はいよ」 何処か楽しげな白夜の言葉に、はため息まじりに肩を竦めた。 見透かされてるよなぁ、とは口には出さない内心のぼやきだ。 最大の問題点は、それに悪い気がしていない事か。 「気は重いけど、直接頼み込みに行くさ・・・・ディグダの穴を通ればすぐだし」 R団の犯罪の証拠となるだろう資料。 それを表に出す代理人として相応しい人物として、オーキド博士以上の適任はいなかった。 最後に会ったのがおもいっきり逃亡した時なのでマサラにはとてつもなく寄りつきたくないが、背に腹は代えられない。 大きな頼み事だという自覚はある。それなりに危険な橋を渡ってもらう事になるだろう、という辺りに考えが及ばないほどは愚かでも、いわゆる“世間知らずな子ども”でも無い。 だからこそ電話ごしなどでなく、直接頼みに行かなくてはならないのだ。 代理人を頼む、その行為の重みを理解しているからこそ。 「小賢しく育っちゃった自分が憎い・・・・恨むぞ、姉」 ‘ 相手にリスクを背負わせる以上、自分も相応のリスクを背負わなければならない ’ 思い出すのは実の姉のように慕い頼っていた、恐ろしく頭のキレた策士な従姉。 その“教育”は役に立っているが、時折恨めしくもあった。 何か頼み事を引き受けさせられる覚悟はしておいた方がいいだろう。そう遠くない、そして確実に実現する未来に思いを馳せて気落ちしつつ、は未だにどっぷり暗雲をまとっている天空のボールをぽん、と軽く叩いた。 「あんたもいい加減立ち直れって、天空。チャンスはすぐ来るよ。 ―――――遠慮なんてナシに、おもいっきり暴れまくれるチャンスが・・・・ね」 そう。 気分の良くない未来予想があったとしても、次の予定は変わらない。 細めた瞳で見透かすその先、次の目的地はクチバシティ。 狙うはジムリーダーにしてR団三幹部の一人、マチスの所有する船―――――サントアンヌ号。 嵐は、すぐそこに迫っていた。 TOP NEXT BACK 性懲りも無く出てくる、それがトラド☆ブラザーズ。 ・・・・・・・なんかレギュラー化してるな?(そんな予定は無かったはずだが) |