シリウス、元気ですか。この間はお手紙をありがとう。こちらは何も変わっていません。ペチュニアおばさんにもシリウスが無実なことを話しました。おばさんは信じてくれました。もしロンドンに立ち寄る事があれば、遠慮無く尋ねて来てもらって構わないそうです。おばさんはとても話の分かる人なので、心配しなくても大丈夫です。ただ、今朝、気味の悪い事が起こりました。傷跡がまだ痛んだのです。この前痛んだのは、ヴォルデモートがホグワーツにいたからでした。でも、今は僕の身近にいるとは考えられません。呪いの傷跡って、何年も後に痛む事があるのですか? 返事を待っています。 ハリーより |
ハリー、パパが切符を手に入れたぞ。アイルランド対ブルガリア。月曜の夜だ。ママが君のおばさんに手紙を書いて、君が家に泊まれるように頼んだよ。電話の方が早いって言ったんだけど、パパはマグルの郵便を使ってみたくてたまらなかったみたいだ。どっちにしろ、ピッグにこの手紙を持たせるよ。 |
僕たち君を迎えに行くよ。ワールドカップを見逃す手はないからな。ただ、パパとママは君のおばさんにもちゃんとお願いした方がいいと思ったみたいだ。日曜の午後五時に迎えに行くから、それも伝えといてくれ。ハーマイオニーは今日の午後に来るはずだ。パーシーは就職した。魔法省の国際魔法協力部だ。家にいる間、外国の事は一切口にするなよ。さもないと、うんざりするほど聞かされるからな。じゃあな。 ロン |
ロン。もちろん、絶対行くよ! 明日の午後五時に会おう。待ち遠しいよ。 ハリー |
僕に連絡したいときは、これから夏休み中ずっと、友達のロン・ウィーズリーのところにいます。ロンのパパがクィディッチ・ワールドカップの切符を手に入れてくれたんだ! |