うちの嫁さんFIAT Panda1000Si.e. に乗っております。 初期登録は平成2年、雑誌の個人売買で見つけ、購入したのが平成10年1月。 うちのPandaはFIAT500以上に手強く、なかなか快調な時がありません。 ここ数年やった整備を思いおこしてみると、 なるべく自分で整備しているのと、良心的な車屋さんのおかげで、出費を極力抑えているのですが、今回は本格的に不味そうです。 そんな状況の中、それでもPandaに乗り続けようとする嫁さん、タフです。
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思い立ったら止まりません。 |
Pandaのエンジンは予想以上に重症で、3番の気筒に問題があって、EXバルブに曲りあり、ピストンの上面
とヘッド側の燃焼室に押しつぶされた傷がありました。 今回加工屋さんに依頼した内容は、ガタの酷かったEX側バルブガイド打ち替え(4箇所)、バルブシートカット、バルブ摺り合わせ、面
研 、シム調整。 幸いにうちのPandaはディーラー車なので、ディーラーでは車体ナンバーからすぐ部品番号も判り、ほぼ翌日に部品が入荷しますし、価格もへたに通
販で購入するよりも、送料や振り込み手数料等が不要な為、お値打ちな気がします。
今回は珍しく加工屋さんが早く仕上げてくれたのですが、Pandaのエンジンは4気筒で、2気筒の500と比較するとバルブもピストンも2倍なので、作業工賃も2倍近くなってしまいます。 このPanda、うちが5番目のオーナーで、何番目のオーナーでトラブったのかは不明ですが、ずっと不調であった原因がようやく判ったような気がしました。 あとはヘッド組み付けるだけなんですが、寒すぎてやる気がおこりません・・・ |
Pandaのエンジン、ヘッドを載せたもののエンジンかかりません・・・ 本当に復活できるのだろうか? |
怪しいと思われるガソリンタンク側をチェックする。 プラグを外し点火をチェック・・・あれ?火が飛んでいない? |
実はピックアップセンサーは以前も断線したので、表面を削り無理矢理ハンダで繋ぎボンドで固めて応急処置していた所なんです。 ディーラーは水曜休みで、本日は部品を発注できず。しかし、とりあえず手応えがあったので本日はよしとします。 |
ディーラーに注文していたピックアップセンサーが入荷したと連絡があり、早速デスビに組み込みました。 |
1月中旬に車検を完了し、車屋から帰る途中に止まり家まで牽引。 火花・・・デスビの中にあるピックアップセンサーの不良、これのせいで火花が飛んだり飛ばなかったり、完全に火花が飛ばないのでであれば他を疑わずに交換出来たのですが、コイル、プラグコード、イグナイター、アース不良など色々確認しました。ピックアップセンサーを新品に交換することでここは改善。 圧縮・・・バルブが1本曲っており、1気筒は圧縮がかなり低くなっていました。 混合気・・・これが一番手悩まされました。そもそもインジェクションをキャブに変更した為、インジェクション用の燃料ポンプがそのまま使えず、WEBで検索すると、三つ又を電磁ポンプとキャブの間に入れ、燃圧を調整する方法もあったのですが、車屋の師匠のお許しがでず、燃料タンクを改造し、機械式の燃料ポンプを取り付けていました。しかし燃料ポンプやキャブは解体車から外した中古品、動作保証がありません。ましてや改造までしているので、疑いたくなります。ガソリンタンクの作業は狭い空間で行なう為思うように手が動かせず、嫌いな作業の1つです。しかしこの作業は苦労したのにまったく異常なし。 おかげさまで復活したPanda、エンジン音が静かになり、かなり調子良く走れるようになりました。 |
最近Pandaは絶好調!発進時のアクセルワーク(止まってしまうことがある)さえ気を使えばバッチリと言うことでカーステ装着してあげると嫁さんに宣言。 元々が静かではない車なので、音質云々は期待していないため、新調したMP3付きのカーステは仕事用の車に、そしてそのお下がりをPandaへ装着することになりました。 アクセサリー電源をどこから取るかは悩みましたが、順調に作業が進行したのですが、あと少しのところでやってしまいました・・・ バチッ! 横着してバッテリーのマイナス端子を外さず作業し、メイン電源をバッテリーから取り、ナットを締めているときに工具がエンジンに触ってしまい、バチッ! とショートさせてしまったのです。 装着したカーステは問題なく鳴ったのですが、なんと肝心のエンジンがかからなくなってしまったのです・・・チックショー! |
で、本日はPandaの修理。 一番怪しい点火系のチェック。スパークプラグを外しセルを回して火花を見る。 火は飛んでいるもののスパークが弱々しい。 別のイグニッションコイルに仮配線をしセルを回す。 おー!エンジンかかりました!今日はテレビのめざまし占い通り感が冴えてます。 純正は配線がコネクター式になっているため、思い切ってコネクター手前の配線を切断し、新たに端子を作る。 またコイルからECUに戻す配線はキャブには不要なので削除。 前にFIAT500で使っていたWAKOのシルバーコイルを取り付けました。 |
エンジンをかけカーステの電源をオンする。 ・・・あれっ?エンジンはかかるのに今度はカーステの電源が入らない。 配線を再確認、配線図を見ながら色々たどってみたところ原因はアクセサリー電源を取る場所がよろしくなかったみたいです。 そしてうれしい発見もありました。 キャブに付いているソレノイドバルブの配線から分岐してカーステのアクセサリー電源を取っていたのですが、こちらも配線が間違っていたのが判ったのです。 インジェクションからキャブに変更するときにECUとクーラーを外し、配線を弄っていたのですが、その際に間違った配線をしたのだけれど、エンジンがかかってしまったので今まで間違いを気づかなかったのです。 おかげでソレノイドバルブが正常に動作するようになり、発進時の慎重なアクセルワークが不要になり乗りやすくなりました。 |
Pandaは運転席が破れ、かなりボロボロになってきたため、以前からせめてシートぐらいは交換したいなぁと思っていました。 Iさんどうぞこれからもよろしくお願いします。 |
うちのPandaは走行中ゴトゴトと変な音がすることがあります。 |
なんとかステアリングラックのブッシュを交換をし、早速試運転。 しかーし、ディーラー問題ですぞ! |