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名言・ことわざ・雑文・エトセトラ全集(34)


◎(悪魔の辞典(A・ビアス)より。その3)

(21)「目的」・・・我々が希望を託す仕事。
「元気をだして人生に目的がないとでもいうの」 妻はやさしく問いかけた。
「目的だってふーんたしかにないね、ねえお前、実は首になったのだもの」(G・J)

(22)「空気」・・・貧乏人を太らせるために神が気前よく与えたまう栄養豊かな物質。

(23)「市議会議員」・・・公然と略奪する振りをすることによって、こっそりやった窃盗を隠蔽しようとする奸智にたけた犯罪者。

(24)「忠誠」
この「忠誠」なるしろもの、おそらくは、民の鼻にがっちりはまった環(わ)なるべし
嗅管、絶えず正しき方に位置し、神権帝王のかぐわしさに接するも、そのためなるべし(G・J)

(25)「同盟」・・・国際政治において、2人の盗賊の団結。両者は互いに相手のポケットに自ら手を深くつっこんでいるので、単独では第三者から盗みを働けなくなっている。

(26)「ひとりきりの」・・・碌(ろく)でもない友人たちといる。

(27)「祭壇」・・・ その昔、聖職者が吉凶を占うため、生贄の小さなはらわたをほぐしとって、神々のおんために、その肉を料理した場所。現在では、愚かな、男女一組が自らの自由と安息を犠牲にすることに関連して用いられるのみで、それ以外に用いられることはまれである。
男と女、祭壇の前に立ちて、自らをその火に捧げた、その凝脂は、じりじりと焼けただれた。
空しい犠牲だ---神が求めるはずもない。
不浄な焔(ほむら)をあげて燃えさかる貢物などを。(M・P・ノパット)

(28)「両手ききの」・・・他人のポケットなら、右のポケットであろうと、左であろうと、同じような巧みさで中身を掏り取ることができる。

(29)「野望」・・・他を圧倒する欲望。生前中は敵から毒づかれ、死後は友人の笑い話となる。

(30)「恩赦」・・・処罰すれば費用のかかりすぎる犯罪者に対する国家の寛大さ。

◎人間が宗教を造るのであって、宗教が人間を造るのではない・・・三木清

◎人間が神のしくじりにすぎないのか、神が人間のしくじりにすぎないのか・・・ニーチェ

◎よごれたる、手を洗いし時のかすかなる、満足が今日の満足なりき・・・石川啄木

◎醜い女はいない。ただ、どうすればかわいく見えるかを知らない女はいる・・・ラ・ブリュイエール

◎寒さに抵抗する方法はただ一つしかない。それは、寒さをいいものだと考えることだ・・・アラン

◎(どうでもいい話)
ライターは、マッチより先に発明された。

◎(どうでもいい話)
プロポーズされた時、もう少し考えさせて欲しいと答える女性は8%しかいない。

◎(どうでもいい話)
アメリカでの殺人の半数以上は、被害者の友人もしくは親戚によってなされている。

◎(悪魔の辞典(A・ビアス)より。その2)
(11)「貞操」・・・しばしばコルセットの下に見出される無機物。黄金の誘惑に溶けやすい。

(12)「味方」・・・まだ骨の髄まで吸い尽くしていないと考えている支持者。

(13)「賞賛」・・・他人が自分自身に似ているのを礼儀正しく認めること。

(14)「崇拝する」・・・物欲しげに尊ぶこと。

(15)「忠告」・・・最小の流通貨幣。
トムの言い分。
「あの男、ほとほと困りはてているだけに、良き忠告が一番だと思ってそうしたまでさ」
ジムの言い分。
「忠告より劣る援助をもししてやれりゃ、君はそうしていただろうて。お若いの、お前がそんな男だとは百も承知さ」(ジェバル・ジョコデ)

(16)「婚約した」・・・鉄丸つき足かせ用足首輪をはめられた。

(17)「苦難」・・・もうひとつの過酷な世界にゆくための魂の一過程。

(18)「アフリカ人」・・・賛成投票をしてくれる黒ん坊。

(19)「老年」・・・人生のある期間のことで、その中で我々は、もはや犯そうと思わなくなった悪徳の数々をそしることによって、いまだ胸に抱く悪事の数々と折り合いをつける。

(20) 「煽動家」・・・隣近所のもちものである果樹を揺さぶって、毛虫どもを振り落とさんとする政治家。

◎求めよ、さらば与えられん。たずねよ、さらば見出だせん。門を叩け、さらば開かれん。すべてを求むるものは得、たずぬる者は見出だし、門を叩く者は開かるるなり・・・新約聖書

◎どんな映画にも一つはいいことがある。ねえ、あの人、タクシーに乗るときも格好いいでしょう。足をそろえてお入りになるでしょう。それだけでも勉強になる・・・淀川長治

◎松下幸之助は、ある人から昼の食事に誘われ、レストランに入った。仕事の話をしていると、その人の馴染みの店らしくて、注文もしないのに豪華なランチが出てきた。その人はすぐに食べ始めたが、松下は手をつけようとしない。訝(いぶか)しく思ったその人は、「松下君、なぜ食べないのか」と尋ねた。松下は一瞬間をおいて、次のように答えた。「今お昼前です。この時間、うちの社員は工場で油にまみれ、汗にまみれて仕事をやってくれている。それなのに大将である私が、このような食事をしていいのかどうか。心が痛み、考えているのです。むろん、あなたのご好意には感謝していますが・・・」
 
◎(どうでもいい話) アメリカでは毎年、平均して15万件ずつ法令が増えている。

◎(どうでもいい話)
ナポレオンは1日3時間しか眠らなかったと言われているが、のちに秘書官などが語ったところによると、1日8時間たっぷり寝て、さらに昼寝もしていたという。

◎(どうでもいい話)
地動説を唱えたため宗教裁判にかけられてしまったガリレオが「それでも地球は回っている」といったのは有名だが、実際は、裁判が終わってくたくたになったガリレオが「あぁ、めまいがする。まるで、地球が回っているようだ」と言っただけのこと。

◎(悪魔の辞典(A・ビアス)より。その1)
(1)「卑屈」・・・権力に直面したさいに示す、美風ともいえる心構え。使用人が雇い主に話しかける場合に特にお勧めする。

(2)「原住民」・・・新発見された国土の開拓を妨害している、ほとんど価値なき人間ども。彼らはやがて、妨害することをやめ、国土の肥料となる。

(3)「不在者」・・・重税の国より脱出する先見の明をもった定期収入のある人。

(4)「節制家・禁酒家」・・・自分に快楽を寄せつけまいとする誘惑に負けてしまう意志薄弱な人。
ある人の、二日酔の若者にむかっていうことにゃ。
「これお若いの、お前はお堅い禁酒家のはず」
「その通り、その通り」見咎められてどら息子
「でもおいらは、頭は堅くないんだぜ」といったとさ。(G・J)

(5)「不合理」・・・自分自身の意見と明らかに矛盾する所説、あるいは信念。

(6)「学園」・・・フットボールを教える現代の学校。

(7)「一致」・・・声を合わせること。

(8)「成就」・・・努力の死、不快感の誕生。

(9)「知り合い(知人)」・・・お金を借りるくらいの面識はあっても、お金を貸すほどにはよく知らない人のこと。

(10)「格言」・・・歯の弱いひとのために骨抜きにされた人間の知恵。

◎美しいものを、美しいと思えるあなたの心が美しい・・・相田みつを

◎幸せな人はいい気にならないために、幸せでないひとは支えとして、不幸な人は屈しないために、それぞれ信仰を必要とする・・・フンボルト

◎神を見た者はどこにもいないが、もしも我々が互いに愛し合うならば、神は我々の胸に宿るのである・・・トルストイ

◎笑ってあげなさい。笑いたくなくても笑うの。笑顔が人間には必要なのよ・・・マザー・テレサ

◎人生にとって幸福な音が三つある。
(1)夫が家にいて、静かに本を読んでページをめくる音
(2)その傍らに妻がいて、何かを作っている音
(3)その夫婦の側で、子どもが元気に戯れている音
・・・〜ヨーロッパの諺

◎寒さに震えた者ほど、太陽の暖かさを感じる・・・ホイットマン

◎(どうでもいい話)
現在絶滅の危機に瀕しているパンダ。その最大の原因は、世界的に有名になる以前ほとんどを中国人が食べてしまったから。

◎(どうでもいい話) シロナガスクジラは、なにも食べずに6ヶ月間は自分の脂肪だけで生き延びることが出来る。ちなみにモグラは、12時間に一度は食事をしなければ死ぬ。

◎(どうでもいい話)
アメリカの精神科医の自殺率は、精神科の患者の自殺率の2倍である。

◎あなたがバラのために時間をかけた分だけ、バラはあなたにとって大切なものとなる・・・サン・テグジュペリ

◎私には、クリスマスのお祭り騒ぎが以前からどうしても受け入れられない。それはイエスの生涯や教えに全くそぐわないように思える・・・ガンジー

◎秋風に歩いて逃げる蛍(ほたる)かな・・・小林一茶

◎(どうでもいい話)
ライオンは狩りの九割をメスがやる。

◎(どうでもいい話)
食物中の水分の割合。キュウリは96%(が水分)、スイカは92%、牛乳は87%、リンゴは84%、ジャガイモは78%、ステーキは74%、パンは35%。

◎(どうでもいい話)
地球上の氷が全て溶けたとしても、海水は今の1.7%しか増えないが、水位は55メートルも高まる。