スポーツ障害

当院は、実業団陸上部(合宿同行)、高校陸上部(県大会・東海大会同行)、少年野球(指導者講習会)、ママさんバレー(テーピング講習会)など、トレーナー活動を積極的に行っております。>> タカマラソンクラブ会員募集中!

これらの経験をもとに、スポーツ傷害に自信を持って対応します。また、適応外の症状やもっと詳しい検査が必要な場合は、整形外科などにご紹介し、整形外科医とタイアップし治療効果を高めています。

以下の症状でお悩みの方は、当院にお問い合わせ下さい。

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当院における治療例の多いスポーツ種目と障害

陸上競技
野球
バレーボール
バスケットボール
ハンドボール
サッカー
ラグビー
レスリング
テニス
卓球
柔道
剣道
水泳
ホッケー
体操
ゴルフ
ボクシング

スポーツ障害解説

腸脛靭帯炎
腸脛靭帯は、大腿外側にある大腿筋膜張筋から移行した長く大きい靭帯です。
骨盤から下腿にまでまたがっているので、膝を曲げ伸ばしすることにより 、腸脛靭帯が大腿骨外側顆(大腿骨下端にある骨のでっぱり部分)と擦れ、それを繰り返すことにより、擦れるところに炎症がおき痛みがでます。
梨状筋症候群
梨状筋は、臀部の深層にある筋で、この下を坐骨神経が通っています。ランニング動作などで筋の柔軟性が低下し、坐骨神経を圧迫し、坐骨神経症状(臀部や大腿部にかけての痛み)がでます。
鵞足炎
大腿にある縫工筋・半腱様筋・薄筋、この三つの筋が脛骨粗面(下腿にある骨で膝の下部分)の内側に停止する部位が、鵞鳥の足の形のように広がっているため、この部位を鵞足といい、膝の内側を補強しています。
膝の屈伸、特にランニングのような頻回の屈伸で、この部位に炎症が起こり痛みがでます。
足底腱膜炎
足底腱膜は、足底(足の裏)にある厚い腱膜です。踵骨(かかと)から縦に索状に前足部まで走行しており、内側たてアーチ(土ふまず)を補強し、ランニングやジャンプによる衝撃を吸収するスプリングの役目をしています。
足底腱膜の使いすぎによる炎症で、踵骨(かかと)の付着部または足底中央部に痛みがでます。
種子骨障害
種子骨は、第1中足骨頭の底側(足の親指のつけ根)にある2つの小さな骨です。ステップなどで足底を強く強打していると、この部位に炎症がおき痛みがでます。

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シンスプリント
シンスプリント=脛骨過労性骨膜炎です。
脛骨(下腿の太い骨)の中央からやや下の部分の後内側を中心に痛みや腫れがみられます。ランニング時の痛みが特徴です。
コンパートメント症候群

四肢(腕と脚)の筋肉・血管・神経は、強靭な筋膜・骨間膜・骨組織によって囲まれており、この空間をコンパートメント(隔室)といいます。

激しい筋運動、打撲、肉離れなどで、隔室内の組織内圧が上昇すると、隔室内部の毛細血管が圧迫または閉塞されて循環不全が生じ、筋や神経組織などの機能障害をもたらすものをコンパートメント症候群といいます。

激痛と強い腫脹(はれ)がおき、下腿に多く発生します。
ハムストリングス肉離れ

ハムストリングスは、大腿部の後面にある3筋のことをいいます。
・外側ハムストリングス=大腿二頭筋
・内側ハムストリングス=半腱様筋、半膜様筋

これらの筋に予期せぬ力が加わったり引き伸ばされたり疲労などにより、筋線維の一部の断裂、あるいは筋膜の断裂がおきます。突然、筋肉につるような痛みが走り運動不能になります。
大腿四頭筋肉離れ

大腿四頭筋は、大腿部の前面から両側面にかけてある強大な筋です。
大腿直筋・内側広筋・外側広筋・中間広筋の4筋が合して膝蓋靭帯となり、膝のすぐ下のでっぱり(脛骨粗面)についています。

これらの筋が柔軟になっていない時に、突然力強く収縮したり、伸張されたりすると肉離れが発生します。 特に、大腿直筋と中間広筋が肉離れを起こしやすいです。
テニスレッグ

テニスレッグ=腓腹筋内側頭の肉離れ

ふくらはぎは、浅層の腓腹筋と深層のヒラメ筋からなり、腓腹筋は内・外側頭の2頭をもちます。この腓腹筋とヒラメ筋の腱が合してアキレス腱となります。
テニスのサーブなどの動作時、腓腹筋の内側頭が肉離れをおこし痛みがでます。

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オスグッド・シュラッテル症

オスグッド・シュラッテルは、脛骨粗面(膝のお皿の少し下の骨のでっぱり部分)に痛みや腫れがおこる骨の病態をいい、成長期の子供に多くみられます。

大腿前面を下走する強大な大腿四頭筋は、膝蓋靭帯となり脛骨粗面についています。

この筋は、ボールをける動作などで膝の曲げ伸ばしを繰り返すと、脛骨粗面に強力な牽引力が加わるので、成長期の子供の脛骨粗面は弱い軟骨のため、ひっぱられることにより骨が傷つき腫れてより突出してきます。
ジャンパー膝

ジャンパー膝=膝蓋靭帯炎

大腿前面を下走する強大な大腿四頭筋は、膝蓋靭帯となり脛骨粗面(膝のお皿の少し下の骨のでっぱり部分)についています。
ジャンプなどの繰り返しの動作により、膝蓋靭帯に強力な牽引力が加わり、膝蓋靭帯の炎症や部分断裂がおき、膝蓋骨(膝のお皿)の下端に痛みがでます。
膝靭帯損傷

膝関節には、前十字靭帯・後十字靭帯・内側側副靭帯・外側側副靭帯があり、それぞれ膝の前後方向及び横方向への安定性を担っています。
スポーツ時、他者との接触損傷の場合、内側側副靭帯の単独損傷が一番頻度が高く、次いで、内側側副靭帯+前十字靭帯の複合損傷が多くみられます。

バスケットなど、急にダッシュやストップをかけ、他者との接触なく損傷した場合には、前十字靭帯の損傷が多くみられます。

また、水泳の平泳ぎでは、内側側副靭帯の損傷が多くみられます。
この損傷を平泳ぎ膝(Breast stroker's knee)と呼びます。
膝半月板損傷

半月板は膝関節内にあって、内側半月板と外側半月板があります。
半月板は、大腿骨と脛骨(下腿の骨)に安定性を与えるとともに、膝関節にかかる荷重ストレスを吸収分散する役割をしています。
弾性に富んだ可変体で、膝関節の曲げ伸ばしに合わせて位置・形が変化します。

激しい運動の際、半月板に牽引・圧力・捻れの力が作用し損傷します。損傷と同時に膝の激痛があり、膝の曲げ伸ばしができなくなります。

内側半月板は前十字靭帯が付着している為、内側半月板損傷に伴い前十字靭帯が損傷するケースも多く発生します。
アキレス腱断裂
下腿後面の大きな筋肉(腓腹筋)は、アキレス腱に移行し踵についています。
この腱に急激な負荷がかかりすぎると断裂がおこります。アキレス腱を殴打されたような衝撃があり断裂音が聞かれ、爪先立ち不能になります。
うつ伏せの状態で下腿三頭筋(ふくらはぎ)を手でつかむと、正常では足関節が屈曲しますが、腱が断裂すると力が伝わらないので屈曲ができなくなります。

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野球肩

投球動作によるストレスがが積み重なって障害をきたす、いわゆるオーバーユース(使いすぎ症候群)の一種です。

※成長期の子供の野球肩
過度な投球動作を頻繁に繰り返すと、成熟途上の骨端線(骨の端にあり骨の長さの成長に関与)や関節軟骨(関節面を覆い関節部の緩衝材)に負荷がかかり痛みがでます。

※成人の野球肩
投球のしすぎや年齢的要素により、肩峰(肩甲骨の部分)や烏口肩峰靭帯(肩甲骨と鎖骨を結ぶ靭帯)との間で、棘上筋(肩の筋)が摩擦され炎症起こしたり、上腕三頭筋長頭が横靭帯の間で挟みこまれたりして、炎症や退行性変性を起こすことにより痛みがでます。
野球肘

野球肘=内側上顆炎

内側上顆は、上腕骨下端の内側部分(肘の内側)をいい、ここには肘を曲げる為にはたらく筋がたくさんついています。
投球時、肘関節の内側には張力、外側には圧迫力加わり、肘の内側に痛みがでます。
テニス肘

テニス肘=外側上顆炎

外側上顆は、上腕骨下端の外側部分(肘の外側)をいい、ここには肘を伸ばす為にはたらく筋がたくさんついています。
テニスのバックハンドなどの動作で、この部位に負担がかかり、肘の外側に痛みが起こります。
※フォアハンドでは野球肘同様、肘の内側に痛みがでます。
マレットフィンガー

末節骨(手指の一番先の骨)と中節骨(手指の真ん中の骨)の間をDIP関節(指の一番先にある関節)といい、この関節の伸展障害をマレットフィンガーといいます。

ボールなどが当たって、DIP関節が屈曲強制され、つき指という形で発生することが多いので、ベースボールフィンガーやドロップフィンガーとも呼ばれます。

この関節をまたいで指伸筋腱が末節骨についている為、屈曲強制により、末節骨の腱付着部で腱の断裂を起こしたり、また腱は断裂せず、末節骨付着部の剥離骨折が起こり、その結果、指先がまっすぐ伸ばせなくなります。

このようにマレットフィンガーには、腱の断裂によるものと、骨の剥離骨折によるものとがあります。
腰部椎間板ヘルニア

椎間板は、第2頸椎から第5腰椎の間にあって、骨と骨を互いに連絡し、脊柱に加わる衝撃に対しクッションの役割をはたしています。
椎間板の中心は髄核といい、70~80%水分を含むゼリー状の柔らかい組織でできています。髄核の外周は線維輪といい、線維軟骨でできていて輪状に形成しています。

スポーツ活動などにより強い負荷が腰椎にかかると、変性度の進んだ椎間板の内圧が高まり、髄核が線維輪を破って脱出します。その為、脊髄神経を圧迫し坐骨神経症状をひき起こします。
第4・第5腰椎間に最も多く発生します。

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腰椎分離すべり症

腰椎は5つの椎骨からなり、椎骨は椎体と椎弓で形成されています。また椎弓からは4種類の突起が出ています。

椎骨の関節突起間部(上関節突起と下関節突起の間)が強固でない成長期にスポーツなどで繰り返し伸展(そり)や捻転力(ひねり)が加わって、または先天的要因により、関節突起間部が分離する状態を分離症といいます。

この分離症が原因で、椎体が前方に辷りだします。この状態を辷り症といいます。第5腰椎に最も多く、次いで第4腰椎に多く発生します。
ボクサー骨折

中手骨頸部骨折のことをいいます。 中手骨頸部は、手の甲にある骨の先端部分です。

拳を握って強打することにより、この部位が骨折しやすく、薬指と小指に多く発生します。
頸部捻挫

頸部(首)は可動性が大にして、その支持組織が相対的に弱いため頸部捻挫を起こしやすい。
さらに、頸部には脳から続く頸髄や神経・血管が周辺からの防御が少ないままに頸部の細かい部分に集中しています。
したがって、頸部は人間にとって弱点となり急所でもあります。

ラグビーのスクラムやタックル、レスリングのフォールやブリッジ、またはボクシングや体操などで、頸椎に対し、圧迫・屈曲・側屈・回旋・過伸展などの外力が加わり、頸部捻挫が発生します。

頸椎の脱臼・骨折の疑いのある場合は、受傷直後から取り扱いに十分注意を要します。
足関節捻挫

足首の捻挫は、足首の外側にある距骨と腓骨を結ぶ前距腓靭帯の損傷が最も多く、この場合、内返しの外力(足の裏が内側に向く)により、足首の外側にストレスがかかり発生します。

この反対でまれに外返しの外力が加わった場合、足首の内側のストレスかかり内側の三角靭帯を損傷します。三角靭帯の損傷は普通重大な傷害として取り扱われます。
鎖骨骨折
ラグビーや柔道などのコンタクトスポーツで直接鎖骨を強打して骨折が発生する場合と、自転車での転倒で肩や手を衝いての転倒などで、直接鎖骨を強打していなくても介達性の衝撃により鎖骨が骨折する場合があります。
骨折の転位の少ない場合は8の字包帯などで固定し、転位が高度の場合は手術的治療が必要なこともあります。

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コーレス骨折

橈骨遠位端部伸展型骨折のことをいいます。
橈骨は、前腕(手首~肘の間)にある2本の骨のうち太い方の骨です。遠位端部とは、手首に近い方の端を指します。
手をついて転倒した時など、手関節の1~3cm上で骨折が発生します。

疲労骨折

スポーツに特徴的な使い過ぎによる障害です。
金属材料が軽微な外力の繰り返し作用を受けて、分子構造配列の変化をきたして、ついに疲労破損するのに似た変化で、過度のランニングやジャンプによる、骨に対する反復作用力と路面からの繰り返し加えられる衝撃力によって起こります。

脛骨(下腿の骨)や中足骨(足の甲の骨)に多く発生します。
肋骨骨折

肋骨は12対あり臓器を保護する役目を持っています。

ゴルフのスイングなどにより、肋骨に付着する筋肉が強く収縮することにより骨折が発生する場合と、直接打撃を受けて発生する場合があります。
肋骨は第5~第8肋骨に多く、その中でも特に第7肋骨に多く発生します。

臓器の損傷の疑いのある場合は要注意となります。
肩関節脱臼

肩関節は人体の関節の中で最も脱臼が起こりやすい。
その理由として、以下のことが挙げられる。
1. 肩関節の形態
2. 可動域が広い(あらゆる方向に動く関節)
3. 関節包や補強靭帯に緩みがある
4.関節の固定を筋肉に移動している
5.体表面上の突出した部分にあって外力を受けやすい

前方脱臼・後方脱臼・下方脱臼・上方脱臼に分類されますが、90%が前方脱臼です。

柔道の逆手などで、肩関節が過度に伸展・外転強制されて脱臼が発生します。
習慣性脱臼になりやすいので、初回脱臼のときに入念な固定・治療・リハビリを要します。
肩鎖関節脱臼

鎖骨は、外側は肩甲骨とつながり肩鎖関節をつくり、、内側は胸骨とつながり胸鎖関節を作っています。

鎖骨の脱臼には、肩鎖関節脱臼と胸鎖関節脱臼があります。
鎖骨脱臼のほとんどが肩鎖関節脱臼です。
肩鎖関節脱臼には、上方脱臼・下方脱臼・後方脱臼がありますが、上方脱臼が最も多く発生します。

鎖骨外端の骨折と類似の外観を呈するので注意を要します。

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手関節捻挫

手首の靭帯の捻挫は、手を伸ばした状態で落ちたり、手首を無理に動かした時に起こります。 関節全体に腫れがみられ、手首の動きが制限され同時に力が入らなくなります。

手首の捻挫は、軽いものであっても、舟状骨(親指の付け根近くの骨)などの骨折を伴うことがあるので注意を要します。
股関節痛

股関節はいろいろな方向に自由に動く関節で、いくつかの大きな筋肉で周囲から強く保護されています。

これらの筋肉は腱となって骨に付着していますが、この腱の炎症や、腱が付着する骨の一部を強い力でひきはがしてしまう剥離骨折によるものや、大きな筋の柔軟性が落ち硬くなることによって、股関節周囲の軟部組織を圧迫することになどにより痛みが発生します。

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