Riccaができるまで
ある日読んだ久保田由希さん著「ベルリンのカフェスタイル」
ロンドンでもパリでもない、ベルリン。
ベッドの中で夜な夜な妄想すること半年。
夜は妄想し、昼間は建具、家具、金具、道具を探す日々。
2009年の秋も深まる11月のなか過ぎに大工さんがやってきました。
トイレのドア以外、すべての建具を自分で用意して
自宅の駐車場をメジャーで測りました。
日々、大工さんが帰った後に壁紙を貼り、壁を塗り、天井を塗りと、私の作業の開始です。
20cmくらいの長さの端材にタオルを巻いて壁紙に空気が入らないように擦りながら
ウィリアムモリスの壁紙を貼りました。
インポートの壁紙は幅が50センチ程度と狭いので素人でも貼り易いんですョ。
ウサギ、鳩、どんぐり・・・可愛いモチーフで構成されたブルーの壁に フランスからやってきたランプ、オランダから届いた古い十字架を掛けました。
今この壁のもとにはトリプルの、一目惚れ
してしまった古いソファを置いています。
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洗面台になる机は群馬の古道具店から、
洗面ボウルは関市からやってきました。
ブラスのキャンドルスタンド、イタリアの古い鏡、
泡のようなドイツ製のランプ。
(このランプ、壁に映り込む光が綺麗なんです!)
鏡はかなり重く、一人で掛けるのには本当に
半ベソ状態でした。
異国の小さなホテルのパウダールームを
イメージして作りました。
そして2010年の暮れ、またも夜な夜な妄想し、今度は
ロンドン!
入り口だった手前を増築しました。
入り口の前に更に入り口です。
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店を作ろうと決めてから、
新しい出会いがたくさんあります。
店の名前は、冬の季語の六花(リッカ)に由来します。 花の無い季節に雪を6つの花弁の花にみたてたとか・・・。 どんなときも小さく花開くRiccaでありたいと思っています。
明日もまたあのドアを開けて来てくれるお客様や仲間やさまざまな人と
小さくてもHappyを分け合えますように。