広がる賛同署名
今、多くの方々から賛同署名が寄せられており、300筆を超えました。 3月9日には4つのグループに分かれて野一色4〜6丁目を訪問して50筆ほどの署名を頂きました。 このとき、グループで回られた方より次のような手記を寄せて頂きました。
どこからか梅の香りがただよってくる昼下がり、2人で「憲法9条変えたらあかん」の署名行動に歩きました。 住民の皆さん反応はどんなかしら? どの家も例外なく順番にまわろうと決め、ちょっぴり緊張しながら「ピーン・ポーン」「戦争はしないと決めた憲法9条は変えないで、という署名なんですけど、お願いできませんか?」年配のおじさんに、戦争のときのことや長森・日野9条の会のことなど、思いつくままモタモタと説明。「署名だけならいいよ」と、案外簡単に応じてくれました。 これに気をよくして次はアパートへ。留守が続いたあと、もっさり顔をだしたお兄さんが黙って署名。 若い会社員風の男性も快くペンをとりました。 「今度の日曜には、公民館で平和のつどいをしますからぜひきてください」とお誘いも。 思ったより若い人の反応がよくて、春のぽかぽか陽気に気分も軽くなってきました。 ピアノの音が聞こえていた家の若い奥さん。「平和は大切だから」と、遊びにきていたお友達の夫婦に「あんたたちも協力しなさいよ」と署名をすすめてくれました。 インターフォンの向こうから「結構です」「いま手がはなせません」とのすげない返事や、「ダメダメ」と手振って断る立ち話のおばあちゃんもいましたが、在宅の人の約7割が署名。 「自衛隊がイラクに行っても、9条があるから戦争には参加できない」「9条がなくなったら、あなたの息子さんやお孫さんが戦争に行くようになる」という説明には、みな真剣に耳をかたむけてくれました。
2時間の行動で、賛同署名は21人でした。 (白)
ドキュメンタリー映画 「イラクは今」の上映から
☆ 怒りと悲しみの戦争
根拠のないイラク戦争開始から5年、イラク市民の犠牲者は十数万人ともなっている。こんな戦争を起こし
たのはどこの国か、支援したのはどこの国?
☆ 悪魔の心を持つ悪魔の兵器!劣化ウラン弾が、
クラスター爆弾が、 子どもたちの体の中に!
イラクで大量に使われた劣化ウラン弾が今多くの子どもたちの体を蝕んでいる! がん、白血病などで苦しむ子どもたち!
投下されたクラスター爆弾が無数の小型弾に分裂し雨のように降り注ぎ人々の体に突き刺さる。 そして無数の地雷のように散らばった不発弾が触れた人を見境なく殺傷する。
映像は無数のクラスター破片を体中に受けた少年やナパーム弾で焼かれた少女の体をこの戦争の現実として映し出している。
☆ 今、自衛隊は日本国内でライセンス生産した大量のクラスター爆弾を保有している。
いったいこんな兵器をいつ、なにに使おうというのだろうか?
ミサイル防衛構想とは
地上レーダーや衛星がミサイル発射を感知すると海上のイージス艦がSM3を発射し大気圏外で迎撃、失敗したときはPAC3を地上発射するシステム。1兆円もかけ日本の首都圏一部しか守れず信頼性も疑問、集団的自衛権行使の疑念など多くの問題を抱えている。
長森日野九条の会ニュース ニュース No.12
連絡先 : 岐阜市北一色5−10−1
2008.3.30 発行
Tel: 090-6576-5722(夜間) Fax: 058-245-7927 ホームページ: http://www.ccn.aitai.ne.jp/~nh9jou/
この会は、「憲法9条を変えてはいけない」の一点で、あらゆる立場や考え方、世代の違いを越えて多くの
人と共同し、九条を活かした平和のための活動を行う会です。 みなさんの賛同、ご支援をお願いします。
憲法9条を活かし子どもたちの未来に平和を
北長森平和のつどい開催
3月23日(日)、長森日野九条の会主催の「平和のつどい」が北長森公民館で開催され、約40名の方が参加されました。 イラク戦争の現実を追求したドキュメンタリー記録映像「イラクは今」が上映され、続いて加納義久さん(岐阜県平和委員会事務局長)がミサイル防衛システムの配備で変貌する航空自衛隊岐阜基地の近況について講演されました。
岐阜基地にミサイル防衛システム =講演からの要旨=
米軍の再編計画で自衛隊と米軍との一体化が進んでいますが、岐阜基地に弾道ミサイル防衛システムの最終段階迎撃ミサイル(PAC3)が配備されようとしています。 また空中給油機が小牧基地に配され、岐阜基地で整備されることになります。
ミサイル防衛構想は日米共同で「防御の盾」を築き、核先制攻撃を可能とするシステムで空中給油機の配備は、海外の広い領域に日米軍用機を展開する攻撃的性格を有するものです。
日米の軍需産業が意図する果てしない軍拡に日本を巻き込み、莫大な費用負担を国民に押し付けるものです。「国際平和を希求し戦争と戦力の放棄」を定めた憲法9条に違反し、平和の実現のため、核廃絶や軍縮を目指す世界中の人たちの努力に逆行するものです。