この会は、「憲法9条を変えてはいけない」の一点で、立場や考え方の違いを越えて多くの人と力をあわせ、九条を活かした平和のための活動を行う会です。 みなさんのご賛同とご支援をお願いします。
”親と子の平和まつり”開催
9月1日(土)、夏休みの終わりに「親と子の平和まつり」が「あんきの家細畑」で開催され、60余名の人たちと十数名の子どもたちが参加しました。 憲法のお話、アニメ映画、クイズとゲーム、各種相談コーナー、岐阜空襲展示など、みなさんがそれぞれのイベントに参加され、楽しく感慨深い一日を過ごされました。
「親子で考え、共感して楽しめるこんな催しを、毎年開かれる地域の恒例のイベントとして育てていけたらいい」という声が多く聞かれました。
感動を呼んだ棚橋先生のお話(午前の部)
棚橋先生は小学6年生の授業の体験をお話になりました。
<ぼくらの意見が届いた>
福祉の授業では「誰もが住みやすい日野の町にするために」というテーマで、障害者の視点で子どもたちが町を歩いて調べ、信号の間隔や点字ブロックの幅など改善が必要と思われる点を整理して市長さんに手紙を出したとのことです。 その結果、項目ごとに市の担当部署が現場を調査し、市長の手紙を添えた回答書が届いたとのことです。
子どもたちは、自分たちの力で地域を変えていくことができることを生活の場で学びました。
<60年間戦争をしなかった国はどこ?>
政治の教科書では憲法の項目があり、子どもたちが平和について考え、話し合う機会があります。 9条をめぐる戦後の歴史と自衛隊の変わり方、日本が関わった日清戦争以来の戦争とその犠牲者数などを歴史年表と対比して学ぶことにより、子どもたちが平和の大切さやそれを支えてきた憲法9条の役割を深く理解していったとのことです。
「戦後60年間、世界200ヶ国近い国のうち、戦争をしなかった国は何カ国?」こんな質問も出されました。北欧5カ国とスイス、ブータンそれに日本の8カ国だそうです。 こういう授業を受ければ、私たちにとって何が大切で何をなすべきか素直にわかってきます。 子どもたちの感想文も戦争の愚かしさと平和の大切さ、そして平和を支える憲法9条を変えてはいけないと訴える声が殆んどでした。
こんな感想も・・・「私は9条を変えてほしくない。 選挙権があったら憲法を変えたくない。」
<平和って!>
谷川俊太郎の詩「生きる」をヒントに問うた、子どもたちの「平和のイメージ」の数々(抜粋)
☆みんなといっしょに遊べるということ ☆家族・友達とたくさんしゃべれるということ ☆みんなで笑えること ☆お腹いっぱい食べれるということ ☆冬でも暖かいということ ☆戦争や争いがなくなること☆憲法9じょうがあるということ ☆何かにおびえたりしないこと ☆自由なこと ☆夢があるということ
棚橋先生のお話の後、参加者からこんな感想が述べられました。
「このようなお話を聞け、今日ここにきたことが本当に良かったと思う」
「今日のお話を聞いて久しぶりに涙が出てとまりませんでした」
「とても身近で分かりやすく、大人たちもこんな内容のお話が聞ければよい」
みんなの心に沁み透るような感動を与えたくれた棚橋先生のとても
素晴らしいお話でした。
親子みんなで楽しんだクイズとゲーム(午後の部)
まじめに考えると答えはトンチ、トンチで考えるとまじめな答え。 大人も子どももワイワイいっしょになって考えました。
チョットむつかしいのもあったけど賞品や参加賞もあって楽しかったね。
イモムシ工作もそれぞれ個性のある動きでしたね。
アニメ映画(ぞう列車がやってきた)の上映
戦争で多くの動物たちが殺されていくなかで、東山動物園の
マカニーとエルドという2頭のゾウが、ポッポちゃんやサブちゃんやいろんな人のやさしい心と勇気に支えられて生き残り、「ぞう列車」に乗ってやってくる全国の子どもたちを迎えるという本当にあったお話で感動的なアニメでした。
人も動物も、心も命も、何もかも壊してしまう戦争の恐ろしさ。
どんなことがあっても、「二度と戦争をしない国にしていかなければいけない」と強く心に刻む催しでした。
“憲法9条は変えたらあかん” 賛同署名活動を開始します
7月に行われた参議院選挙では、安倍政権の与党は多くの議席を失い、参議院の過半数を大きく割り込んでしまいましたが、安倍首相はやめようとはしません。
8月30日には「憲法改正の手続きを定めた国民投票法が成立したので、この3年間で新しい憲法について議論していく」と述べ、憲法改正を目指す姿勢に変わりはないことを強調しました。 つまり、参議院選挙の公約である「憲法改正案が提出できるようになる3年後の平成22年の国会で憲法改正案の発議を目指す」を、選挙で国民の支持がえられなかったにもかかわらず、推し進めるということです。
“憲法9条は変えたらあかん” 私たちの進めてきたこの運動も、いよいよ重要なこれからの3年間にかかってきました。 国民投票が実施された場合、なんとしても過半数の賛同者が必要です。
そこで長森・日野九条の会では、この地域で賛同の署名を集めることにしました。 できるだけ多くの人が、いろんな場所で、いろんな人に働きかけて、できるだけ多くの賛同者を募ろうという趣旨です。
「親と子の平和まつり」に出席された方たちには、署名用紙をお配りしています。
署名用紙を同封しますので、署名のお願いをご家族からはじめて、お知り合いへ順次広げていって頂きたいとおもいます。
息の長い活動になりますがどうかよろしくお願いします。