アマチュア無線の話

其の4アマチュア無線いろいろ・・・・

アマチュア無線はただ単にマイク片手に「CQ−CQこちらは・・・・・」といったおしゃべりだけじゃないぞ!

手作りの無線機やアンテナで交信したり、中には大きなパラボラアンテナを作っちゃう人までいます。

アマチュア無線をやっている人は全世界にいて、いろいろな人とおしゃべりをして友達も全世界的!

海の上の船長さんから、南極の昭和基地や、スペースシャトルの毛利さんとまで交信できる面白さ!

皆さんも始めてみませんか?

ここではアマチュア無線の面白さを少しだけのぞいてもらいましょう。

1.おしゃべりだけじゃないんだぞ!

   アマチュア無線はマイク片手のおしゃべりだけではありません。

   ではマイクの代わりに何を使うのでしょうか?

  1)カメラを片手に今日から君もテレビ局!

    SSTVATV(スロースキャンテレビとアマチュアテレビ)

    SSTVとATVはCCDカメラ等を使って映像で交信します。

    画面上にコールサイン等を表示させて相手とお話します。SSTVは静止画像で、ATVは動画です。

  2)電話代のかからないFAX

    電話で使っているFAX。FAXは「ピーガガガー」といった音をデーターとして送って、相手のFAXがそれを受信します。

    アマチュア無線でも声の代わりにこの「ピーガガガー」を電波に乗せて送信し、相手のFAXに送ります。

  3)電話代やプロバイダーも要らないパソコン通信パケット通信

    パソコンをいち早く活用しているアマチュア無線では、インターネットに勝るとも劣らないネットワークを持っています。

    TNC(パケット通信用のモデム)を無線機とパソコンの間に入れて、パソコン通信を実現しています。

    チャットはもちろん、電子メールを送ることも出来ます。

    プロバイダの代わりに個人がボランティアで運営されているRBBS(まあプロバイダーみたいなもの)があります。

    RBBSは有線や無線で全国のRBBSとつながれていて、メール転送などをしています。

    データー転送速度の問題や、個人で同一周波数の占有が出来ないのでホームページなどの大きなものは出来ませんが

    今ではTNC内臓のハンディ無線機も有り、携帯電話のメールのように使うことも出来ます。

2.いろんなところの人と出会いが有る!

   アマチュア無線の電波は世界中、宇宙まで届いています。

   身近なところから、どこまで届くのでしょうか?

  1)自分の周りにいるモービルハム

     モービルハムとは車などに無線機をつけて走っている人です。

     通勤時の時間にいつもの仲間と話をしながら行けば、長い時間も短くなるでしょう。

     Yukiは旅行などで知らない土地に行った時、地元の無線家に道などを聞いて助かったことが何度もあります。

     高校生の頃は自転車に無線機と、車のバッテリーとアンテナを荷台につけてチャリンコモービルを楽しんでいました。

  2)山や海に行こう!移動運用

     移動運用は家から飛び出して山や海や川原等から運用します。

     やはり高いところからの方が電波のさえぎるものも無く、遠くの局と交信することが出来ます。

     時々新聞などで山で遭難した人からの非常通信を無線家がキャッチして助かった記事が載ることがあります。

     さすがにアルプスでは携帯電話は使えないでしょうから、こういうときは頼りになりますね。

  3)こんなところにもアマチュア無線家が南極昭和基地     

     南極の昭和基地にはコールサイン8J1RLのアマチュア無線局が

     あります。

     ここでは南極観測の傍ら全世界のアマチュア無線家に対してサー

     ビスを行っており、交信できれば南極の話も聞けるかもしれません。

  4)夢は宇宙へ!スペースシャトル

     アマチュア無線はとうとう宇宙へ!

     スペースシャトルのミッションでは宇宙飛行士たちが宇宙より地球

     の無線家たちと幾度か交信しています。毛利さんも確かその1人

     っだったと思います。宇宙から見た地球はどうなんでしょう?

     直接本人と会話してみてはどうでしょうか?