傷んで黄化した葉をはぎ取り(もしくは、はさみで切り取る)、表面の土のみ落とします。根鉢はあまりくずさないで、古くて黒くなった根を切り落としましょう。

一回り大きな鉢に移し、周囲の隙間に新しい用土を詰めて、植え替え完了!
植え替え方法
 新しい用土は、今まで使っていたものと似た土質のほうが早く根付くので、植え替え前に、古い用土を少し取って調べ、似たものを作っておきましょう。(わからない場合は、市販の株分け用の用土、観葉植物用の用土でも問題ありません。おすすめは、保水性に優れ排水性に優れた土、もしくはピートモス主体の土。)
作業上の注意点
 気温が高い5〜9月までの間ならいつでもできますが、早く行った方が回復も早く、冬を越すためにも、7月末までに終えるようにします。作業後は、水を与えて薄日の場所におき、10日ほど経ってから、液体肥料(リン酸分の高い)1000倍溶液を施します。以降週1回の間隔で株が回復するまで施します。                            
 スパティフィラムは新しい葉が次々に出て、そこに花芽がつく植物ですので、新葉の発生が少なければ、花芽も出なくなってきます。また、冬の間、水を与えすぎると根が傷められ、葉先が茶色くなったり、黄色に変色した葉が見られるようになります。このような時は、植え替えか株分けを行います。この作業を行うと、1〜2ヵ月は株の姿が回復せず、見た目にはちょっと貧弱ですが、新根が張ればどんどん元気になり、新葉も出てきます。
植え替えをする株
植え替え時期            

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