客用玄関のすぐ横に内玄関があります。 建築当初は、ここから台所を抜けて、蔵まで土間でした。 いわゆる大黒柱は、8寸、そして6寸の柱が、上がり框だったところにあります。 家人は生活の中でこの玄関しか使ったことがなかったようで、武家屋敷でもなく、ここまで客人の導線を分けることに徹底した住宅は、全国的にも少ないものと思われます。