3方の庭を眺めながら1階の座敷をぐるりと回って、主座敷床の間の裏側に便所があります。 客でなければ使用できない場所に、また庭をゆっくり眺めた先に客用の便所がある、というところが、利便性より美意識と客人のもてなしに重きを置く日本家屋の思考が表れています。
板と竹を交互に敷いた廊下の造りです。