1階廊下

 庭に面しては、幅3尺4寸(103cm)で廊下が板張りされている。
 継ぎ目が極力少なくなるよう、仏間と下座敷横の廊下では長さ3間半(637cm)という長尺の材が用いられている。
 主座敷から主庭に面した窓のガラス戸は一枚硝子で幅150cmにもなるため相当の重量がある。ガラスの端部は厚みを変えて仕上げてあり、昭和初期の硝子製造の技術の高さを知ることができる。

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