木のガラス戸をカラカラと開けると能楽師が描かれた小さな衝立が置かれた3畳の和室。 和田邸の玄関です。
能楽師の裏には、「転がる猿と猿回し、それを叱る武士となだめる付き人」という不思議な絵が描かれています。
玄関の上がり框の上部。 表から見ると土壁に四隅を切った窓を設け竹を見せていますが、裏側は斜めに組んだ欄間障子。 能面のような顔も自然と緩みます。