茶室を外から眺める
開口部が大きく雨仕舞いが悪いため、銅板の付け庇が低い位置に取り付けてある。
客用玄関右手の襖を開けると茶室に入室できます。
玄関右側の襖から入ってすぐ横の4畳半の部屋は、旧来和田家で「茶室」と呼びならわしてきました。
茶室の壁は建具廻りや釣り床の柱が塗り込まれ、「草」の設えになっています。
襖の上部が角切りしてあるため柔らかい印象に、そして戸当たりの板は壁の中に埋もれて正面からは見えないよう工夫されています。
天井は網代で窓側が駆け込み天井。細い材で組まれた床の間に緊張がほぐれる心持ちがします。