篤信の真宗門徒だった二代目和田光次郎が、惜しみなく手間と財をかけたのが6畳の仏間、そして和田邸建築費のおよそ半分の資金を投じた仏壇です。
格天井の格縁を2本づつの角材で組むことで、重厚な天井が軽快に見えるよう仕上げられている。仏間に掲げられている額は、真宗大谷派第二十四代門首闡如上人の筆。
三方開きの名古屋仏壇。
欄間の彫刻も三方に、表だけでなく裏もされている。
また、寺院の本堂と同じく、須弥壇・宮殿が仏壇とは別に製造、安置されている。
用いられた銅金具の厚みが他にはないもので、一層深くなされた地彫りの工程には気の遠くなるほどの作業がなされている。