このような外界からのストレスや、心配、不安などの身体の内から来るストレスが、複雑に身体に影響することを、師匠であります黒野保三先生にいつも教えて頂いております。鍼灸治療により、様々なストレスに耐えうる身体をつくることを第一とし、さらに病気を身体全体から引き起こされる1つの現象としてとらえ、総合的に解決していけるよう平成18年も学・術・道に精進しなくてはならないと考えております。 さて、平成18年は、医療改革の嵐が吹き荒れる中、鍼灸を取り巻く環境もさらに変化し、厳しくなることが予想されます。逆に、鍼灸に関する本格的な研究が急速に進む可能性が大きくなり、鍼灸治療に対する一般の方々の期待が膨らんできているのもアンケート調査などに現れています。 ところが、鍼灸治療には期待しているが、実際にどこで治療を受けたらよいかが分からないため困っておられる方がみえます。そこで、そんな方々のために(社)全日本鍼灸学会会長から、週刊朝日2005年12月23日号(12月13日発売)に医療シリーズとして「鍼灸治療特集」が掲載されましたので一部を紹介させて頂きたいと思います。
ここで強調したいのは、黒野保三先生を中心とした東洋医学研究所グループの先生方は全員認定証取得者であることです。このことを、平成18年は鍼灸治療を受けたいのだけれども、どこへ行ったらよいか分からない方のために、アピールしていきたいと考えております。 鍼灸治療は副作用も痛みもなく、本当に効果的な治療方法だと考えます。 平成18年も、鍼灸治療により地域医療に少しでも貢献できるよう努力を続けることと、鍼灸治療に関する正しい情報提供ができるように精一杯がんばりたいと思います。 |
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