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関節リウマチについて  6月のテーマ
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 関節を包む滑膜の炎症ではじまり、症状の悪化と軽減とを繰り返し、軟骨や骨が破壊される非化膿性の多発性の関節炎が関節リウマチです 。原因不明の全身疾患で、男性の0.1%、女性の0.8%にみられます。とくに20〜40歳代の女性に多くみられます。
 原因の本質は不明な点が多いのですが、遺伝的な素因に何らかの外因が働いて自己免疫異常がおこり、持続することです。免疫異常の引き金を引くのは、たぶん、ウイルスなどの感染であろうとする考えが現在の主流です。
 経過により3型に分けられます。@長期寛解型=多くは急性に発症し、治療を受けて症状が消えれば再発のないもので、約10%にみられます。A間欠的経過型=継続的な治療をしなくても症状が自然に軽くなったり、完全におさまることを繰り返す軽症タイプ。15〜20%がこのタイプです。B進行型=急性の経過をたどるものと、ゆるやかな経過をたどるものとがあるが、軟骨や骨が破壊され、機能障害や変形ががおこります。
 症状は関節の痛み、はれ、運動制限と朝のこわばりがみられます。痛みは安静時にもあり、とくに朝方に強く天候の影響を受けやすいのも特徴です。肘頭、膝、足関節にかたいしこり(リウマトイド結節)がみられることもあります。
  関節リウマチの診断基準 (アメリカリウマチ協会、1987年)
 @すくなくとも1時間以上の朝のこわばりが6週間以上つづく
 A3関節以上のはれが6週間以上つづく
 B手関節、中手指節関節、近位指節間関節のはれが6週間以上つづく
 C
左右の同じ関節にはれがある(対称性関節腫脹)
 D手の定型的なレントゲン像がみられる
 E皮下に結節(リウマトイド結節)がある
 Fリウマトイド因子が陽性である
 以上7項目中、4項目が満たされれば関節リウマチと診断する。
 診断はアメリカリウマチ協会の診断基準にもとづいて行われます。
 医師向けに示された診断基準であるが、@〜CおよびEは、一般の人にとっても、早期発 見の自己チェックに役立ちます。
 また、全身の関節の状態をしっかり把握することも重要です。 
 関節リウマチの治療目的は、短期的には痛みと炎症のコントロールですが、長期的本質的には、関節の変形・破壊・拘縮の抑制、ADL(日常生活動作)・QOL(生活の質)の改善もしくは悪化の予防、そして生命予後の改善です。
 副作用のない鍼治療が、痛みの緩和や、ADL・QOLの改善に役立つことが、報告されていますし、当院でも現在治療中の患者さんがみえ、良い経過をたどっておられます。
 是非一度、鍼治療を試してみてください。