酒のつまみはヘボ碁かな
囲碁書籍集
                                                                


べあたかが所有している囲碁本の数々です。
段位者向けの本が多いですが、級位者にオススメの本も少し紹介しています。
あ、そうそう、あくまでも個人的な意見・感想なのですのであしからず。

書名 著者 出版社 価格 オススメ度
コメント


『基本事典シリーズ』

基本手筋事典【上】巻 藤沢秀行 日本棋院 2200 ☆☆
中盤の戦いの手筋の問題がぎっしり詰め込んである一冊です。問題の質、量ともに十分!
ただし、問題と回答が同じページなのが欠点。ついついヒントや答えが視界に飛び込んできちゃう。
回答を見る誘惑に弱い人は、いそいで回答は隠すべし!
基本手筋事典【下】巻 藤沢秀行 日本棋院 2200 ☆☆
序盤の布石、終盤の手筋の問題がぎっしり。これも問題の質、量ともに十分すぎます。
ただねぇ・・・、上巻同様、答えが視界に飛び込んでくるのね。
繰り返し繰り返し問題を解いていけば実戦でぱっとひらめくこと間違いなしではあるんだけど・・・。
基本死活事典【上】巻 趙治勲 日本棋院 2200 ☆☆☆☆
実戦でよく現れる形の死活問題集。この一冊を読むだけで確実に死活を読む力はつきますね。
ただし・・・、ページをめくった瞬間に、回答のところは隠しましょう。それから考えましょう。
憶えてしまえば一番早いですけど、なかなかね・・・。
基本死活事典【下】巻 趙治勲 日本棋院 2200 ☆☆
古典の詰碁から優れた問題を抜粋している死活問題集。これは上巻よりも難しいです。
まずは上巻をオススメします。しかし、面白い問題が多く、詰碁マニアの人にはオススメです。
もちろん、詰碁の質としては優秀ですよ。
基本定石事典【上】巻 石田芳夫 日本棋院 2200 ☆☆☆
小目定石がぎっしり。これであなたも小目マスターの称号を得ることができますね。
いやぁ、かっこいいなぁ。そんなマスター称号得てみたいなぁ・・・。
とりあえず、一通り並べてみるだけでも効果あり。でもいざ対局となると間違えちゃうのね・・・。
基本定石事典【下】巻 石田芳夫 日本棋院 2200 ☆☆☆
目はずし、高目、星、三々の定石がぎっしり。上巻と合わせ技で定石マスターへ一直線。
主に星を打つ人は下巻で十分。え?相手が小目だったら???うーん、上巻も必要かな?
でもこの上下巻あれば、きっとほかの定石書はいらないですね。


『新・木谷道場入門』

布石のなかの定石 石田芳夫 河出書房新社 1262 ☆☆
どんな定石を選んで打てばいいのか、考えさせられる一冊です。けど、ちょっと難しいのが難点。
級位者の人には難しいかもしれませんね。実戦例もありますが、自分が打つかどうかとなると・・・。
定石も的確に選択したいですわ。
布石の理論と実戦 加藤正夫 河出書房新社 1262 ☆☆☆☆☆
布石の考え方が身につく一冊です。これは級位者から有段者まで幅広くオススメできます。
今までと違った考え方ができるようになるんじゃないかな?べあたかは、目からうろこボロボロでました・・・。
べあたかオススメの一冊です。
序盤の大局観 小林覚 河出書房新社 1262 ☆☆
実戦に現れた局面での次の一手形式の問題集です。
確かに言いたいことはわかるんですが、べあたかには、まじかぁって思ってしまう問題も・・・。
あ、挑戦的でした、すいません・・・。わがままなゆえご勘弁を・・・。
攻防の手筋 武宮正樹 河出書房新社 1262 ☆☆☆☆☆
これはいい。非常にわかりやすいですね。
攻めの急所、サバキの急所など、結構実戦での使用頻度高そうです。さらにさらにさらに!!!
裏表紙の写真がかなり懐かしい感じが漂っています・・・。写真も中身も充実?!
カベ攻めの極意 趙治勲 河出書房新社 1262 ☆☆☆☆
さすが治勲先生。どんな模様も問題なし?相手の模様をまるで取ってしまうかのような勢いです。
実利派の人はこれを読まないといかんですわ。がらっと考え方を変えてしまいますね。
そして、模様を攻めてしまう強さを会得か?
攻めの法則 小林覚 河出書房新社 1262 ☆☆☆
攻めの方向、考え方が身につく一冊。次の一手形式問題集です。攻めが苦手な人はどうぞ。
でもね、実戦だとなかなかうまく攻めれないのね。
あぁ、無理をしてしまったって後悔ばっかりしちゃうのね。これが一番の問題じゃぁ・・・。
シノギの真髄 趙治勲 河出書房新社 1262 ☆☆
これまたさすが治勲先生、というしかありません。どんな石も凌いでしまいます。
あんな石も、こんな石も?って思っちゃいますね。でも、これって読みの力が相当ないと・・・。
うーん、結局は読む力がないとシノギの真髄は得られないという結論。
死活と攻合い 加藤正夫 河出書房新社 1262 ☆☆☆☆☆
死活と攻め合いの基本をわかりやすく書いた本です。これもオススメの一冊です。
特に攻め合いのところはオススメ。おぉ、そう考えるのね!って、きっと思います。
死活の問題は簡単な問題から、複雑な問題までさまざまです。
石の威力 武宮正樹 河出書房新社 1262 ☆☆
武宮先生の若かりし頃、置き碁の実戦集です。
これが実に複雑な置き碁で、アマチュアの置き碁とは全く異質な感じがします。
こんな風に置き碁が打てたら、互先が打てたら・・・。
形勢判断とヨセ 石田芳夫 河出書房新社 1262 ☆☆
うーん、アマチュア向けの本なんでしょうかねぇ?
中盤の段階で、数目黒がいいからここからの逆転はありえません、って言われても・・・。
アマチュアの碁では勝利の女神は行ったり来たり、どっちに行こうかなぁって思ってるに違いない。


『上級を目指す』

布石の絶対感覚 石田芳夫 河出書房新社 1300 ☆☆☆☆
さまざまな布石のポイントをまとめてある一冊です。1つ1つの図が短手数で、わかりやすい。
ちょっと感覚をつかむのが難しいですが、持っていて損をしないです。
読むと布石がうまくなるような気がしますが、絶対感覚は身につくかな?
攻防の絶対感覚 石田芳夫 河出書房新社 1300
はっきりって難しい。どうやらこのシリーズ本はかなり上級向けです。
攻防の絶対感覚を身につけるにはかなりの時間がかかりそう。というか、身につくんだろうか?
これを読むと、そんな感覚を覚えます。でも身につけるんじゃ!って思わないといかんですね。
形勢判断の決め手 石田芳夫 河出書房新社 1300
形勢判断って、難しいですね。なかなか正確な判断はできないですよ。
ちょっとミスすると形勢悪いと思っちゃったりね。けどねぇ、べあたかはねぇ・・・。
形勢悪いとそのまま負け、形勢いいと緩んで負け・・・。って、結局負けてるんかい!
現代布石の最前線 小林覚 河出書房新社 1300 ☆☆
うーん、確かによく現れる布石についてまとめてあるんですけど、ちょっと難しいですね。
じっくり時間をかけて読んで、実際に並べたりしないとよくわからんですわ。
まぁ、どんな本もじっくり読まないといけないんですけどね。
小目の定石徹底探究 石田芳夫 河出書房新社 1300 ☆☆
小目の定石集です。まぁなんというか、特にこれといった特徴はないんですけどね・・・。
定石を覚えることは重要だと思いますけど、アマチュアにはここまで必要かどうか・・・。
最近の定石について知りたい人はどうぞ。


『趙治勲 達人囲碁指南』

達人囲碁指南 定石の達人 趙治勲 河出書房新社 1300 ☆☆
基本的な30の定石がまとめてあります。初段を目指す人なら30個で十分でしょうね。
ただ、このシリーズ本はアマチュアの碁を題材にしているんですね。
有段者にはちょっと物足りない感じがしてしまうかも知れませんね。
達人囲碁指南 戦術の達人 趙治勲 河出書房新社 1300 ☆☆
大場の選び方、打ち込みについて書かれています。まぁ序盤についてですね。
序盤は一局の方針を立てる段階で重要ですが、どんな方針を立てるのがいいのかわかりますね。
アマチュアの疑問手も多く掲載。心あたりも多いかも・・・。
達人囲碁指南 攻めの達人 趙治勲 河出書房新社 1300 ☆☆☆
攻めの本には珍しく、殺し屋の攻めの章があります。つまり、本気で取りに行くってことですね。
いつも全部取りに行くのは無理としたものですが、できれば全部取ってしまいたい。
そんな気持ちを改めて強く持つでしょうね。
達人囲碁指南 シノギの達人 趙治勲 河出書房新社 1300 ☆☆
アマチュアが苦手としているサバキとシノギについて述べている一冊です。
失敗例が多く掲載されており、あぁ、打ちそう・・・、と思う手もちらほら。
もちろんサバキ、シノギの失敗例だけではないですよ。それじゃぁ全く意味がないですからね。
達人囲碁指南 終盤の達人 趙治勲 河出書房新社 1300 ☆☆
意外と軽視されがちなヨセ。でもヨセだけで10目以上差が縮まったら、せっかくの優勢も・・・。
ヨセは面白いもんだと思えるようになれば、自然とヨセがうまくなるのかな?
そんな風に思えるようになるかが問題。
達人囲碁指南 達人の道場 趙治勲 河出書房新社 1300 ☆☆
序盤・中盤・終盤と、それぞれ次の一手形式の問題集です。
選択肢がいくつかあって、それぞれに得点がついてます。その得点を合計して・・・。
ん?なんだ?棋力判定ないの?うーん、点数は何の意味があるんだろう・・・。いまだに謎。


『囲碁有段・囲碁古典シリーズ』

有段者の常識集 坂田栄男 山海堂 1845 ☆☆☆☆
確かに常識集ですわ、こりゃ。これだけマスターしたらアマチュア三段くらいあるでしょうね。
初段を目指そうとしている人にはちょっと難しいかもしれないけど、ためになる一冊。
まぁ、多少定石などは古いけれども、そんなのたいしたことないですわ。これで十分。
戦いの中の定石 梶原武雄 山海堂 1845 ☆☆
数々の名言を残している梶原先生。今回も饒舌!
きっと梶原先生の言葉に感銘をうけ、梶原ファンになること間違いなし。
ちょっと難しいですが、そんなことを感じる間もなく、さらさらと読むことができそうだね。
序盤からの戦い 大竹英雄 山海堂 1845 ☆☆
どのテーマ図をとっても、初手から解説がついており、序盤の勉強にもなる本。
ただし、考え方が高級なため、難しいと感じてしまう。
アマチュア高段者を目指す人にとって、質、量ともに充実しているこのシリーズはオススメか?
中盤攻防の手筋 加藤正夫 山海堂 1845 ☆☆
さて、中盤戦に突入。戦いが起こったけどこれからどうしたらいいんじゃ?と悩む人はこの本を。
殺し屋加藤先生の戦いのポイントが書かれています。
あぁ、こんな風に中盤が打てるようになれば、鬼に金棒。もう怖いものなしですわ。
局勢判断と応手 橋本宇太郎 山海堂 1845 ☆☆
次の一手形式の大局観のテストが約半分を占めています。
序盤、中盤の感覚が身についていると、このような問題も解けるようになるのでしょうね。
でもなかなか当たらないんですよね、これが。正しい形勢判断と、感覚を身につけたいねぇ・・・。
有段者の問題集 石田芳夫 山海堂 1845 ☆☆
序盤、中盤、終盤、手筋、攻め合い、ヨセ、死活と、いろんな問題が大集合。ボリューム満点。
食べすぎ、飲みすぎは体に悪いけど、問題の解きすぎは頭に好影響。
間違え続けてもきっと好影響が現れるさ。
有段者雑学事典 林海峯 山海堂 1845 ☆☆
キカシや、手割、棋理などについて述べられた本です。はっきり言って難しい・・・。
実際、手割のことを考えて打っているかというと、考えてない。そこまで頭が回らないのね。
小ゲイマじまりの周辺についての章は必読かな???
玄玄碁経 橋本宇太郎 山海堂 2000 ☆☆
中国の古典詰碁。隅の部、辺の部に分かれていて、さらに簡明編、難解編にレベル分け。
非常に親切なんだけど、簡明編でも難しい。簡明ではないよぉ・・・。詰碁好きな人にはいいかな。
でも昔からすごい問題あるのねぇ・・・。
官子譜抄 橋本宇太郎 山海堂 2000 ☆☆
中国の古典詰碁第2弾。死活の部、手どころの部、ヨセの部の3部構成となっています。
いずれも難解な問題で、一筋縄ではいかないですわ。
じっくり時間をかけて考えることができる人にオススメ。あっさり答え見ちゃう人はだめね。
發陽論 橋本宇太郎 山海堂 2000
出ました發陽論。もうお手上げです。プロを目指している人はこれを考えるというけれど、そう思うとゾッとしますね。
プロの世界というのはどんな世界なんでしょう・・・。
きっと化け物たちがそろっているに違いない。いや、そろっているはず。
碁経衆妙 橋本宇太郎 山海堂 2000 ☆☆☆
基本的な形から複雑な形まで、幅広い難易度の問題集です。
っていっても難しい問題多いんですけどね。古典の詰碁の中では比較的簡単な部類に入るのか?
古典詰碁はまずこれから入ってみましょう。そして次の段階へ・・・、いけるかな?


『棋苑囲碁ブックス』

基本詰碁123題 郁郎 棋苑図書 922 ☆☆☆☆
詰碁の大家、石先生の詰碁集です。基本と書いてあるけど、基本じゃないよぉ・・・。
甘く見てると痛い目を食らいます。あっ!と、落とし穴にはまってしまいます。
うーん、さすが石先生。これは手ごわい詰碁だぞぉ・・・。
六段挑戦の詰碁 郁郎 棋苑図書 922 ☆☆
これも石先生。六段挑戦と書いてありますが、上記の基本詰碁の方が難しい・・・。
いったいどういうことでしょうか?理解に苦しみますねぇ。さらに詰碁にも苦しんで・・・。
でも、こんな含みの多い詰碁にはまってしまうんですね。
六段挑戦の実戦死活 趙治勲 棋苑図書 922 ☆☆
これは治勲先生。30秒の詰碁など、時間別に難易度が分けてあります。
上記の2冊よりこちらの方が簡単です。六段は言い過ぎかも・・・。
あぁ、また言っちゃった。いや、気にしないでくださいね。勝手にぼやいてるだけですから・・・。
世界の新定石 PARTT 江・丙夫妻 棋苑図書 922 ☆☆
星にケイマにかかってきたな、攻撃的に一間バサミじゃぁ!!!って定石の本。
確かに星打ち多いし、一間バサミもよくあるし、実戦向きであることは確か。
でもちょっと読みづらし・・・。ペラペラ読むだけじゃ分からないやこりゃ・・・。
世界の新定石 PARTU 江・丙夫妻 棋苑図書 922 ☆☆
星にケイマにかかってきたな、無視じゃ無視!あ、両ガカリされたぁ!!!って定石の本。
うーん、両ガカリってやだよね。自分だけ被告になってる気がしちゃうしね・・・。
これを防ぐにはカカリに無視しなきゃいいのか?ん?ちょっとその考え方は安易だなぁ・・・。
はじめての基本死活 小林覚 棋苑図書 920 ☆☆☆
これは初心者から初段を目指す人のための詰碁です。まずはこの詰碁から・・・。
死活の基本的な問題が多く、すんなり解けるようになりましょう。
これができるようになれば、詰碁の第一段階は終わったといえますね。


『日本棋道協会の有段者特訓塾』

「定石」否定の囲碁上達法 小林覚 フローラル出版 1333 ☆☆
柔らかい頭を作りたぁい。柔軟な考え方をしたぁいという人に・・・。
定石を打って悪くなるパターンがよくわかります。こんな時に、定石覚えて・・・と言うんでしょうね。
常に考えて碁を打たなくちゃいけないね、って思います。定石の間にもね。
攻めの法則と構想力 加藤正夫 フローラル出版 1333 ☆☆
アマチュアの碁が題材で、相手の悪手を確実にとがめる方法、相手の石への攻めをわかりやすく解説しています。
非常にわかりやすいんですが、絶対量が少ないのが不満。
もうちょっと量が多いといいんだけどねぇ・・・。
五段になれる人なれない人 石田芳夫 フローラル出版 1333 ☆☆
普段9路盤で打ちますか?珍しく、9路盤でのヨセの問題があります。しかし、ものすごく難解。
9路盤のヨセでこんなに難しいのに19路盤になると・・・。おぉ、恐ろしや恐ろしや。
さらに、なんてヨセって奥深くて面白いんだろうとも思いますね。
二子強くなるヨセ学 工藤紀夫 フローラル出版 1333 ☆☆☆☆
友人が遊びに来たとき、家に忘れていった本。買ったわけではありません。
なかなか分かりやすくていい本です。
2線のハネツギ、切り取りの大きさだけでも分かると、5目は得できるでしょうね。


『囲碁文庫シリーズ』

第一感の死活 日本棋院編 日本棋院 705 ☆☆☆
第一感とは書いてはあるものの、初歩の初歩ってわけではないです。
ちょっと難しい問題もありますが(有段レベル)、形の急所はなんとなくわかるかも。
これから囲碁を覚えようとしている人には、難しすぎるでしょうね。
置き去りの傷を探せ 日本棋院編 日本棋院 705 ☆☆☆
むむむ?なんだか怪しい形をしているぞ???
実戦で、こんなレーダーが反応するようになったらいいね。
パッと見で答えられなくても、考える習慣が身につくと実力アップ間違いなし。
強くなる手筋 日本棋院編 日本棋院 705 ☆☆☆☆☆
5つの章に分かれていて、それぞれためになる手筋、形が満載です。
たとえ分からなくても、「へぇ、こんな手があるんだ・・・。」
って思えればいいんじゃないかな?って思ったりして。
級の実力テスト 日本棋院編 日本棋院 705 ☆☆☆☆
筋と形のテスト、死活のテストの2部構成。
難易度も表示されているので(当てになるかは別として)、レベルを知る意味でもいいかもね。
このシリーズ読破で、部分的な局面での実力アップが見込めるかな?


『李昌鎬の伝統碁シリーズ』

李昌鎬 私の中盤戦略 李昌鎬 誠文堂新光社 1800 ☆☆☆
中盤戦、どんな風に考えて着手していくのがいいのか、そんな点にポイントをおいてます。
結構実戦にも出てくる局面が多いので参考になること多いと思いますわ。
けど、ちょっと高いのが難点かなぁ・・・?もう少し安くしてくれぇ!!!
李昌鎬 流行定石の解明 李昌鎬 誠文堂新光社 1800 ☆☆
若い人たちは最近の流行に敏感だからねぇ・・・。べあたかのようなおじさんも研究しないと・・・。
全体的に激しい定石が多くて、個人的にはあんまり好みじゃないから打つ気はしないんだけどなぁ。
実際打たれると困っちゃうから必然的に研究することになるんだよね。
李昌鎬 流行布石の解明 李昌鎬 誠文堂新光社 1800 ☆☆
流行布石なんだけど、あっという間に新しい布石が出てきてしまうんだよね。
ミニ中国流とかの研究にはすでにおいついていないというか・・・。まぁ仕方ないけど。
でも基本的な考え方がわかる点では、それなりの囲碁本かな???


『その他の本』

寿石不老 呉清源 誠文堂新光社 1760
呉清源詰碁集第1弾。それぞれ難易度がA、B、Cに分けられており、難易度Aだと、かなり難問。
解ければアマチュア高段者は確実です。難易度Cでも難問なのですがね・・・。
解説が少ないのが難点でしょうか・・・。
自強不息 呉清源 誠文堂新光社 1760 ☆☆
呉清源詰碁集第2弾。寿石不老よりも簡単な問題が多いらしいが、そんな気はしませんね。
これも難しいや、っていう感想しかないですねぇ。
完全にアマチュアの高段者向けの詰碁集です。級位者の人は無理をしないで・・・。
九級から一級までの詰碁 戸沢昭宜 成美堂出版 1000 ☆☆☆☆
九〜一級って書いてありますが、これは昔の基準です。今の段級位だと、三級くらいから五、六段くらいです。
これを知らないと、五級の問題も解けないんだぁって悩むかと・・・。
一級の問題が解ければ相当な実力と思っていいですね。
これだけできれば囲碁初段 片岡聡 成美堂出版 1000 ☆☆☆
序盤、中盤、終盤と、実戦でも現れそうな局面が多く出題されています。
この一冊で十分に力はつくと思いますよ。この初段というのも、現在の六段くらい。
でも、級位者もぜひ目を通しておきたい一冊だと思います。
これだけできれば詰碁初段 新垣武 成美堂出版 1000 ☆☆☆
上記の囲碁初段と、この詰碁初段・・・。カバーおかしいんですよね。中身とカバーが合っていない。
これは現在は修正されているんでしょうかね。気になりますね。
あ、詰碁?うん、まずまずの難易度、がんばってみましょう。
世界の新手、新定石 加藤正夫 河出書房新社 1500
いやぁ、難解。これくらい打てればもうすでにトップレベル。でもね・・・、必要ないかも。
なんていうか、複雑すぎるなのね。もっとほかの事を勉強したほうがいいでしょ、って思いますわ。
ま、新しい形を求める人はどうぞ・・・。
堅塁秀和 福井正明 日本棋院 1200 ☆☆
本因坊秀和(土屋秀和)の打ち碁集。150年くらい前の棋譜です。
まぁ、今の感覚と若干違う点はあるものの非常に読みが深く、こんなところまで読んでるのねと・・・。
一回は並べておきたい棋譜ですね。
黎明秀甫 石田章 日本棋院 1200 ☆☆
本因坊秀甫(村瀬秀甫)の打ち碁集。150年くらい前の棋譜です。
本因坊秀策、秀和の棋譜も多数あり、解説も丁寧なため、非常に勉強になりますね。
当時の碁は読みが深く、含みの多い碁が堪能できますね。
棋聖小林覚の世界 小林覚 日本棋院 1600
覚先生の棋聖タイトル獲得祝い本。覚先生の打ち碁集です。あんまり棋譜の数は多くないけど。
棋譜の数は少ないものの、解説は詳しく書いてあるので分かりやすいですわ。
覚先生ファンなら買いですが・・・。
シチョウの世界 中山典之 日本棋院 1500 ☆☆
一冊まるごとシチョウの話。
棋力がupするとは思えないですけど、囲碁をさらに楽しみたい人のための本ですかね。
しかし、最後のシチョウの問題は、どうやったら作れるのでしょうかね・・・。いやぁ、すごすぎです。
目ハズシ定石 坂田栄男 日本棋院 910
この一冊によって目ハズシの虜。いろんな変化が書いてあり、面白いこと間違いなし。
でもね、これだけじゃ足りないのね。それくらい目ハズシは変化多くて、たまんない。
変化は自分で研究するしかないのかな?
ハメ手小事典 日本棋院編 日本棋院 890 ☆☆
ハメ手って難しいね。実戦で使おうかどうか悩んじゃう。
ハマッてくれればいいんだけど、正確に受けられちゃうとひどくなっちゃうからねぇ・・・。
でも、試してみる価値あり。意外とみんな知らないものだからねぇ・・・。ハメ手のことはね。
五段突破の詰碁100 石田芳夫 土屋書店 830 ☆☆☆
30秒、60秒、180秒、腕だめしの詰碁にレベルが分けてあります。
問題数は少ないものの、全体的にためになる詰碁が揃ってますね。レベルもかなり高いです。
ま、詰碁は繰り返し繰り返し考えて考えて・・・。ひたすら考えて・・・。
囲碁打込集 橋本宇太郎 山海堂 893 ☆☆☆☆
ひたすら打ち込みの問題を取り扱った一冊。この本はいいですね。
打ち込みの急所、打ち込んだ後の攻防がよくわかりますよ。いろんな打ち込みがわかります。
級位者の人にもオススメの本です。相手の陣地をどんどん荒らしちゃいましょう。
郁郎詰碁傑作選 郁郎 三一書房 2000 ☆☆☆
またまた石先生の詰碁集。これまたハマッてしまう問題がたくさん。
難易度はアマ三段以上の人向けかな?いや、もうちょっと難しいかも・・・。
黒先白死とか、黒先コウとか書いてないから厄介この上ない!!!
アマの碁パワーアップ詰碁 白江治彦 創元社 1000
一問目から誤問ってどういうこと?いくら考えても死なないって。コウになっちゃうって・・・。
そのほかにも誤問があって・・・。あれもこれも誤問か?と悩んでしまうかも。
ちゃんと確かめてから本を売りましょうね。
一人だけで楽しめる詰碁200題 渡辺昇吉 日本文芸社 650
これは難しい。触らぬ神にたたりなし状態でしょうかね。
でも、昭和53年の発行で、今は売ってないこと間違いなし。古本屋に行けばあるかな?
これは大昔から実家にあった本で、以前は全く解けませんでした。
目で解くヨセのテクニック 石田芳夫 誠文堂新光社 1360 ☆☆☆
ヨセって、実に難しい。どこが大きいのかわからない・・・。
この本は、部分的なヨセの本。ヨセの手筋、正しいヨセ方がわかります。
この本を繰り返し読んでマスターすれば、きっと10目以上ヨセることができるでしょうね。
囲碁入門それから 日本棋道協会 フローラル出版 1200 ☆☆☆☆☆
囲碁のルールは分かったけど・・・、って人にオススメの本。
難易度はかなり簡単。というか、これから始めましょう。
えこーでもできたんで、きっと誰にでもできると思いますよ・・・。


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